2015フランクフルトショー

英ジャガー、初のパフォーマンス・クロスオーバ「F-PACE」がショーデビュー

限定2000台の特別仕様車「F-PACE FIRST EDITION」も発表

2015年9月19日~27日(一般公開)

独フランクフルト Messe Frankfurt

ジャガー初のパフォーマンス・クロスオーバー「F-PACE」(「S」グレード)

 英ジャガー・ランドローバーは、フランクフルトショーの前日に実施したジャガー初のパフォーマンス・クロスオーバー「F-PACE」の世界初披露イベントに続き、フランクフルトショーでも同モデルの展示やプレゼンテーションを実施した。

 4731×2070×1652mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2874mmという体躯を備えるF-PACEは、2013年のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされたコンセプトカー「C-X17」からインスピレーションを得たデザインを採用。

「PURE」「PRESTIGE」「PORTFOLIO」「R-SPORT」「S」に加え、デビューを記念した限定2000台の特別仕様車「FIRST EDITION」を展開。エンジンは直列4気筒2.0リッターディーゼル(180PS)、直列4気筒2.0リッターガソリン(240PS)、V型6気筒3.0リッターディーゼル(300PS)、V型6気筒3.0リッタースーパーチャージドガソリン(340PS/380PS)を展開し、軽量なアルミニウム製モノコックの採用による車重は「PRESTIGE」(180PSディーゼル/6速MT/2WD[FR])で1665kg、「S」(380PSガソリン/8速AT/4WD)で1861kgとなっている。

 また、新開発の「In Control Touch Pro」インフォテインメント・システムやシャープなグラフィックと10.2インチタブレット・スタイルのタッチスクリーンを搭載するとともに、最大8台のデバイスを同時接続できるWi-Fiホットスポットを装備。そのほか歩行者検知機能付きの自動ブレーキシステムやレーンキープアシスト、車線逸脱警報といった最新の安全装備も搭載されている。

「F-PACE」のボディーサイズは4731×2070×1652mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2874mm
インテリアでは新開発の「In Control Touch Pro」インフォテインメント・システムやシャープなグラフィックと10.2インチタブレット・スタイルのタッチスクリーンなどを搭載

 なお、「FIRST EDITION」では、「C-X17」で展開したオリジナルのエクステリアカラーである「シージアム・ブルー」または「ハルシオン・ゴールド」に加え、「ロジウム・シルバー」「アルティメイト・ブラック」の4色を設定。赤色のブレーキキャリパー、フルLEDヘッドライトや「Jブレード」型ライト、スライド式パノラマルーフ、イルミネーティッド・メタルトレッド・プレート、スポーティグレードの「S」で使われるボディーキットを標準装備。

 さらに「F-PACE FIRST EDITION」独自のデザインとして、グレー仕上げでコントラストの効いたインサートが入った22インチダブルヘリックスアロイホイール、スポーティな千鳥格子のレザーシート、特製カーペットマット、英国らしさを感じさせる千鳥格子模様をあしらったグロスブラックのトリムフィニッシャーなどが与えられている。

 パワートレーンはV型6気筒3.0リッターディーゼル(300PS)またはV型6気筒3.0リッタースーパーチャージドガソリン(380PS)で、ともに8速ATを組み合わせる。

会場ではカットモデルの展示も

編集部:小林 隆