【2010パリショー】ポルシェ、911スピードスターをワールドプレミア
911カレラGTS/GTSカブリオレも初お披露目

911スピードスター

会期:10月2日~17日(現地時間)
会場:フランス パリ Paris Expo Porte de Versailles



 独ポルシェは事前の発表どおり「911スピードスター」をパリモーターショーで公開した。

 ポルシェブースでひときわ注目を浴びていた911スピードスターは、最高出力300kW(408PS)/7300rpm、最大トルク420Nm/4200rpmを発生する3.8リッター水平対向6気筒を搭載し、トランスミッションにデュアルクラッチATの「7速PDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)」を組み合わせる。

 展示されていたのは専用ボディーカラーのピュアブルーに彩られたモデルで、写真で見ると派手なカラーリングに見えるかもしれないが、Aピラー部やホイールのブラックのアクセントが効いているからか、実物を見るとしっくりくる。手動によるソフトトップ収納部のダブルバブルデザインも、外観上の大きな特徴となっている。

従来の911シリーズより車高が60mm低く、リアフェンダーを44mm広げた911スピードスター。日本ではわずか6台のみ販売される

 ブースでは911スピードスターと同じ出力を持ち、10月15日から日本でも受注を開始する「911カレラGTS」「911カレラGTSカブリオレ」、世界限定500台の「911 GT2 RS」のほか、「カイエン・ハイブリッド」、レース車両「911 GT3R ハイブリッド」といったハイブリッド車両も展示し、各メディアからも注目を浴びていた。

911カレラGTSカブリオレ
こちらは911カレラGTS。カレラSよりも44mm広いリアフェンダーを採用し、後トレッドを32mm拡大している
911 GT2 RS。ベースモデルの911 GT2よりもさらに出力が高められ、最高出力は620PSを誇る。カーボンパーツなどを採用したほか、各所で軽量化が施され、車重は1370kgと軽い
パラレルハイブリッドシステムを搭載するカイエンハイブリッド
911 GT3R ハイブリッドは4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力は353kW(480PS)を発生。ボディーの材質はカーボンとし、車重は約1200kgと超軽量ケイマン

(編集部:小林 隆)
2010年 10月 1日