2016 デトロイトショー

豊田章男社長が登壇し、レクサス「LC500」を世界初公開。2017年春発売

V8 5.0リッター 475PSに10速AT。カーボンとアルミを多用し軽量化

2016年1月11日〜14日 開催

デトロイトモーターショーで公開されたレクサス「LC500」

 レクサス(トヨタ自動車)は1月11日(現地時間)、2016年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)においてプレスカンファレンスを開催。豊田章男社長が登壇し、新型ラグジュアリークーペ「LC500」を世界初公開した。

 豊田社長は英語でプレゼンテーション。あまり英語はうまくないがと語りつつも、「共通の言語として“クルマ”がある」といい、レクサスブランドの独立性に加え、技術に挑戦する姿勢を示した。

クルマ好きであると語る豊田章男社長

 最初に紹介されたのは、北米では初公開(2015年の東京モーターショーで世界初公開)となる燃料電池自動車「LF-FC」。2020年ごろの投入を目指すとした。

 次に豊田社長は、2012年のデトロイトモーターショーに出展したデザインスタディモデル「LF-LC」を紹介したあと、その進化形である新型ラグジュアリークーペ「LC500」を世界初公開した。日本での発売は2017年春ごろを予定している。

まず燃料電池車のLF-FCを紹介
次に世界初公開の「LC500」を紹介した

 LC500は、レクサス最強のパワーユニットであるV型8気筒 5.0リッターの「2UR-GSE」を搭載。最高出力は349kW(475PS)/7100rpm、最大トルクは530Nm(54.0kgm)/4800〜5600rpmと発表された。そのパワーユニットにレクサス初となる10速ATを搭載。切れ味のよい変速を実現しているという。

 そのエンジンサウンドも素晴らしいと豊田社長は語り、エンジンサウンドの再生を行なった。

LF-LCのデザインテーマが刻まれるLC500のエクステリア

 プラットフォームは新規のFRプラットフォーム。フロント、リアともマルチリンクサスペンションとなり、フロントサスペンションタワー、フロントフェンダー、サイドドア外板などでアルミ素材を採用。ルーフ、ラゲージドア、サイドドア内側にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用し、高剛性ボディながら軽量だという。

 ボディサイズは、4760×1920×1345mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2870mm。トレッドは前1630mm、後1638mmで、タイヤは、前245/40 RF21・後275/35RF21と、前245/45 RF20・後275/40 RF20の組み合わせ。記号から分かるようにランフラットタイヤを標準採用する。

アルカンターラ素材などが使われるインテリア
タイヤはランフラットタイヤ
LEXUS LC500。プレスカンファレンスで公開された動画
新規プラットフォームでデビューしたLC500
レクサスブースに展示されたLC500の骨格
濃い青はハイテン(高張力鋼板)
重心位置の考え方

 また、先進安全機能としては、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を採用。ミリ波レーダーとカメラを用いて前方の車両や歩行者を検出し、警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキで衝突回避支援および被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」(PCS)、車線維持をサポートする「レーンキーピングアシスト」(LKA)、夜間歩行者の早期発見に寄与しロー・ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」(AHB)、先行車との車間距離を保ちながら追従走行する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」の4つの機能がパッケージ化されている。

写真提供:トヨタ自動車

(編集部:谷川 潔)