東京オートサロン 2017
【東京オートサロン 2017】ニットージャパン、ハイパワー車向け「NT555 G2」、SUV向け「NT421Q」新製品発表会
高性能と低燃費を両立した「NT555 G2」、ウェットグリップ性能にフォーカスした「NT421Q」
2017年1月13日 21:05
- 2017年1月13日 発表
東洋ゴム工業傘下で、カスタマイズカー向けタイヤのNITTOブランドを販売するニットージャパンは1月13日、幕張メッセで開催されている「東京オートサロン 2017」でプレスカンファレンスを行ない、ハイエンドカー用タイヤ「NT555 G2」とSUV用タイヤ「NT421Q」の2種を発表した。発売は2月10日で、価格はオープンプライス。
高性能と低燃費、ウェットグリップ性能を両立した「NT555 G2」
「NT555 G2」は、従来品「NT555」の後継モデル。「洗練されたアグレッシブなデザイン」「ウルトラハイパフォーマンスタイヤ」をキーコンセプトとした高性能タイヤでありながら、低燃費シリカ配合のコンパウンドにより、高いウェットグリップ性能と低転がり抵抗を狙った製品となる。リム径17~22インチ、全37サイズをラインアップする。
ナノレベルのゴム解析・材料配合技術「Nano Balance Technology」を駆使したことで、ウェット時の制動距離をNT555比で7%短縮。トレッド中央に2本のリブを設けた「ツインセンターリブ」と、それと並行して縦に走る4本の溝によって、操縦安定性と高い排水性、ウェットハンドリングを実現した。また、ブロックを大きく取り、一部をテーパー状に加工したことで大型ハイパワー車のトラクションを高め、コーナリングの安定性とグリップ力も確保したという。
ウェットグリップ性能にフォーカスしたSUV向け「NT421Q」
「NT421Q」は、従来品「NT420S」の後継モデル。「ユニークでスタイリッシュな非対称トレッドパターン」「新世代SUV用ラグジュアリータイヤ」をコンセプトとした低燃費タイヤで、特にウェットグリップ性能にフォーカスしている。NT555 G2同様、低燃費シリカ配合と「Nano Balance Technology」を採用するとともに、耐摩耗ポリマーなどを配合することでバランスの取れた耐摩耗性とウェット性能を達成した。リム径17~20インチ、全15サイズをラインアップする。
大型ブロックでトレッド外側の剛性を高め、コーナリングの安定性を向上させたほか、幅広の縦溝3本によって排水性とウェットハンドリングを良好に保ちつつ、その縦溝内の空気の流れを制御する「クァイエットセレーション」によってパターンノイズの低減も図った。また、NT420Sと比較して騒音エネルギーも29%減少したとしている。タイヤラベリング制度における転がり抵抗性能は「A」、ウェットグリップ性能は「b」。