CES2014
アウディ、CESで「zFAS」モジュール搭載車による自動運転駐車デモを実施
zFASは、第1世代と最新世代を製品展示
(2014/1/9 18:35)
アウディは、米国ネバダ州ラスベガスで開催されている「2014 International CES」において、無人の自動駐車デモを行っている。
アウディは、2014年のCESにおいてNVIDIAと協業することを発表。この自動運転による駐車にも、NVIDIAのモバイル・車載用プロセッサ「Tegra」が使われている。
NVIDIAは、TegraをTegra VCMという形で自動車メーカーに提供しており、アウディはこのVCMを「zFAS」という形でモジュールにまとめている。このzFASに、カメラや各種センサーの情報を入力、Tegraで演算して制御に必要な信号を出力している。
zFASは、第1世代と最新世代となる第2世代を展示。第1世代のzFASにはTegraのVCMが搭載されていたが、第2世代には搭載されておらず、最新のTegraであるTegra K1が搭載されることになるという。第1世代と第2世代ではボードのサイズを縮小。第1世代にあったRJ-45のイーサネットコネクタ×2もなくなっている。手前には第1世代で使われていたヒートシンクも展示されており、第2世代では発熱量も減ったことから、より小さなものになるという。
自動駐車のデモを行ったクルマに搭載されていたのは第1世代のzFAS。ラゲッジルームの左側の壁内に設置されていた。
各世代のzFASに搭載されるTegra VCMだが、説明スタッフによると、「第2世代はスーパーコンピュータ並の能力を持つNVIDIAのTegra K1を搭載する」とのことで、Tegra K1の搭載を前提に開発が進んでいくのだろう。