長期レビュー
マツダ「アテンザ ディーゼル 6速MT」カスタマイズリポート
その4:輸入パーツで「ATENZA」から「Mazda 6」へカスタム!!
(2014/9/1 11:40)
すっかり間が空いてしまってどーもスミマセン。記事が更新されない間もアテンザは走りまわっていて、納車から6カ月が経った8月現在、走行距離は9000kmを越えてしまいました。最初は駐車場などでクルマの大きさを感じていましたが、最近はだいぶ車両感覚が身についてきて、細い路地でのすれ違いもスムーズにできるように。こうやって少しずつ“自分のクルマ”になっていくんでしょうね。
輸入パーツで「Mazda 6」仕様に
さて、今回はだいぶ時期がさかのぼって、購入時のディーラーオプションのお話です。恥ずかしながら、これまでは中古車しか買ったことがなかったので知らなかったんですが、フロアマットって高いんですねぇ~。中古車ならタダで付いてくるようなものが3万円とか4万円とか!! とはいえ、市販品は車両にしっかり固定されず、運転中にずれちゃうような製品もあるし。「なんかよいモノはないかなぁ~」なんて調べていたら、見つけました!
発見したのは、UKマツダがディーラーオプションで用意している英国仕様のフロアマット! 英国は日本と同じ右ハンドルなので、フロアマットもピッタリ。あくまで純正品なので、フロアマットの固定もきちんとできます。しかも、値段は日本仕様よりかなりお安い!! また、アテンザは英国で「Mazda 6(マツダ シックス)」という名前で売られているので、刺繍が「ATENZA」ではなく「Mazda 6」となっています。
なんだかこれを見ていると、ATENZAよりもMazda 6のほうがかっこよいように感じてくるから不思議ですな。1人で鼻息を荒げながら「よし! Mazda 6仕様にするぞ!!」と心に誓ったのであります。
純正品とはいえ、さすがに英国仕様のパーツは日本のディーラーでは買えません。でも、ネットで調べると輸入販売しているショップがいくつかあるんですね。ということで、「ロングオータム」というネット通販のお店で注文。さらに「光るスカッフプレート」も日本版よりグッと安かったのでポチっちゃいました。
届いたフロアマットを見てみると、ありゃま~、やっぱり安いだけのことはある感じですな。質感は日本版のほうがずっとよさそうです。たとえばアクセルペダル下のかかとを置く位置では、日本版の場合は別素材で補強されているのに対して英国版はそのままだったり、後席の真ん中のマット自体が省略されていたりという具合。日本版の仕様を知っていると「なんかちょっと安いカモ~」と思ってしまう感じ。とはいえ、やっぱり刺繍で入ったMazda 6のロゴはカッコよいです!!
そしてこれまた英国仕様の光るスカッフプレート。日本仕様だとロゴがATENZAで前席も後席もすべて光りますが、英国仕様はMazda 6のロゴが前席分のみ光るスタイル。このあたりも日本仕様のほうが豪華さは高い感じであります。とはいえ、やっぱりMazda 6ロゴはカッコよいですな!! もはやMazda 6のロゴさえあれば多少のことは気にならないのであります!
てなわけで、さっそく装着。フロアマットは置くだけなのでなんの問題もないですが、スカッフプレートは光らせるために配線をする必要があります。もちろん配線類は付属しているし装着説明書も用意されていますが、この英国仕様の説明書がとんでもなく分かりづらい。しかもワゴンしか解説されていないし……。
そこでクルマを買った関東マツダにお願いして、日本版スカッフプレートの説明書をコピーしてもらいました。見比べると、同じマツダ製の説明書なのに日本版のほうが全然丁寧じゃんよー。さらに内容自体でも配線する先が日本仕様と英国仕様で違っていて、英国仕様はリアのラゲッジあたりから電源を取っているのに対して、日本仕様はグローブボックスの横あたりになっています。英国仕様は前席分しか光らないのですから、どう考えてもグローブボックス脇から取るほうが取り回しが楽そうです。
ってことでパキパキとパネル類をばらして、配線を引き回して1時間強で装着完了。ドアを開けるとMazda 6ロゴが光りました。発光色が赤というところもまた萌えますな。ちなみにこういう作業をする場合、事前にバッテリーのマイナス端子を外してから作業するのが鉄則です。しかしアテンザの場合、バッテリーの端子を外すとi-stop(アイドリングストップ)やパワーウインドーが作動しなくなることがあるらしいので、バッテリーはそのままで作業しています。ただし、作業中にショートするとごくまれにECU自体が破損する場合もあるそうなので、関連する個所のヒューズを抜いて作業するというのがよさそうですね(DIYで作業するときはくれぐれも自己責任でお願いします)。
ムフフっふふ~っっ♪ カッコよいですなぁ~光るMazda 6ロゴ! カメラマンにこの感動を熱く語ったらドン引かれましたがよいのです!! 自己満足でもいーんですっっ!!!
Mazda 6のMは大文字のM、だけど……
最初はちょっとでもオプション代を浮かせようと考えて手を出した英国仕様のフロアマットやスカッフプレートですが、実はリアトランクに設置されているエンブレムでも、やはりMazda 6のものが売ってるんですね。装着するためには元々付いているATENZAエンブレムを外さなきゃいけないので最初は換える気がしなかったんですが、スカッフプレートの文字を目にしているうちに「どうせなら全部Mazda 6仕様にしちゃいたいよなぁ~」と思い始めまして……。
とはいえ、ATENZAエンブレムを剥がすときにボディーに傷を付けちゃうかもしれないし、「Mazda」と「6」の間をどれくらいにしてよいかも分からない。で、いろいろとネットで調べていたら、千葉県にあるマツダの輸入パーツを扱うお店が交換作業をサービスでやってくれるというので行ってきました。
お店は千葉市にある「花沢パーツ」さん。個人で運営されているお店ですが、店内には昔懐かしいエンブレムから最新アクセラのフロアマット、海外版のカタログなど気になる品々がズラリと並んでいます。そのなかから、今回のお目当てであるMazda 6エンブレムを見つけて購入。
ここで店主からひと言、「Mazda 6のMが大文字になっているの気が付きました?」。ん? あれ? あれれ~っ!? 確かに!! 言われてみればマツダのロゴって小文字のmで始まってたのに、これは大文字のMになってる。どうやらアテンザ(Mazda 6)から変更になったようです。でも、こっちのほうがカッコよいかも!!
この件について、後日マツダに確認してみました。このMazda 6などで使われているフォントは「マツダフォント」というもので、マツダが独自に作ったフォントとのことです。以前は「m」だったフォントが「M」に変更されたのはCX-5から。ただ、CX-5では車名に「Mazda」がついていないので表に出ることはなかったそうです。なので、エンブレムとして変更されたのは「Mazda 6」からになります。
また、大文字小文字に見えるフォントフェイス(字形)ですが、これは大文字小文字を意味しているのではなくデザインとのこと。通常のフォントで表記するときは、「Mazda 6」または「MAZDA 6」のどちらでもよく、「Mazda 6」のほうがよりベターとのことでした。そのため、本記事ではMazda 6と表記しているのです。
さっそくエンブレムを貼ってもらいました。元のエンブレムの周りをマスキングテープで保護しつつ、使い込まれたステーキナイフのような道具でATENZAエンブレムをそぐように外していきます。ボディーに残った両面テープを剥がしたら、元のエンブレムと開始位置を合わせて「Mazda」のエンブレムを貼っていきます。さらにそこから距離を測って「6」の文字を貼り付けるという具合。見ていると簡単そうなんですけどね。店主曰く、まだ納車されて間もないタイミングだったので、テープが剥がれやすくて作業しやすかったそうです。交換するなら新車のうちがオススメとのこと。
まぁ、実際はほとんど気が付いてもらえないだろうなーと思いますけどね。でも、本人だけはテンション高し! 自己満足上等です。
ちょっと早いけど6カ月点検を実施
話は飛んで6月末のお話。2月頭に納車されて5カ月に満たないタイミングですが、6カ月点検に行ってきました。というのも、走行距離が6000kmを突破したため。納車直後ほどのペースではないものの、やっぱり距離は伸びがちですな。
メンテナンスのパッケージサービスに入っているので、6カ月点検ではエンジンオイルを無料で交換してくれます。1カ月点検のときも実費でオイル交換しているので、約5000kmでの交換ですね。抜いたオイルは見た目は黒くなっていますが、角度によっては光が透けるぐらいなのでまだまだ綺麗そうでした。
ほかにも、下まわりのボルトにゆるみがないかを確認したり、タイヤの空気圧、タイヤまわり、ブレーキまわりなどをチェック。それに加えて、以前福島に行ったときに、峠道で左コーナーのときだけ異音が聞こえるということがあったのですが、足まわりを中心に見てもらったものの、それらしい要因は発見できず。なにぶん、かなりタイトなコーナーを曲がっているときだけ発生する音で再現性が低く、このまましばらく様子を見ることにしました。
ところで、夏に入ってからはエアコンを使うようになりまして、やはり燃費は少し悪化して15km/Lぐらいです。が、つい先日のお盆休みに鳥取まで走ったところ、5名乗車ながら20km/Lに迫る燃費を記録。次回はその話題をお伝えしたいと思います。それからもう1台の愛車であるロードスターですが、最後まで壊れることなく16万kmを走破して、6月でいよいよ車検が切れました。いろいろな出会いがあって、最後の最後まで楽しませてくれたラストドライブの話も、いずれできればということで。