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ホンダ、東京 赤坂に知能化技術の研究開発を行なう新拠点「Honda イノベーションラボ Tokyo」

自動運転などの知能化技術研究開発を強化

2016年6月2日 発表

2014年に訪日した米国バラク・オバマ大統領に挨拶するASIMO

 本田技研工業の研究開発子会社である本田技術研究所は6月2日、知能化技術の研究開発を強化するための新拠点「Honda イノベーションラボ Tokyo(Honda R&D Innovation Lab Tokyo)」を、今年9月を目標に東京・赤坂に開設すると発表した。

 HondaイノベーションラボTokyoは、知能化技術の先端研究・モビリティ領域への応用研究の役割が与えられるとともに、外部有識者や研究機関との連携を図る共創の場として設置される。

 これまでに本田技術研究所では、2003年に脳研究や視覚・聴覚認識など、従来の機械工学に加えて、さらに最先端の知能化研究を進化させることを目的に、ホンダ・リサーチ・インスティチュート(HRI)を設立。

 ドイツ・フランクフルト、米国・シリコンバレー・コロンバス、日本・埼玉県和光市に拠点を設け、先進科学研究者とのネットワークを構築し、研究に取り組んできた。特に、シリコンバレーには本田技術研究所の出先機関としてホンダ・シリコンバレー・ラボを設け、HRI米国・シリコンバレーと連携し、現地スタートアップ企業の技術探索などの成果を得ているという。

 ホンダとしては、自動運転やコネクティビティ、ロボティクスなどの知能化技術の研究をさらに拡大強化し、さまざまなモビリティの知能化に取り組んでいくとして、新拠点の開設によりグローバルで新たな人材を幅広く集め、さまざまな技術者や研究者が外部有識者や研究機関と連携を図りながら、実用化に向けた知能化研究開発を加速させる。

ASIMOとUNI-CUB β