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日産、ダイレクトアダプティブステアリング装着の「スカイライン」をリコール

対象は計1万1673台。タイヤ転舵角を誤演算し、意図した転回ができないおそれ

2016年6月9日 発表

 日産自動車は6月9日、電子制御ステアリング(ダイレクトアダプティブステアリング)に不具合があるとして「スカイライン」計1万1673台のリコールを国土交通省に届け出た。リコール対象となる製作期間は、2014年1月25日~2015年12月18日。

 今回の不具合は、ダイレクトアダプティブステアリングを装着するスカイラインにおいて、始動時の設定プログラムが不適切なため、転舵したまま駐車しエンジンを始動した場合、タイヤ転舵角を誤演算し、ハンドル切れ角とタイヤ切れ角にズレが生じることがある。そのため、ハンドルを中立位置にしてもタイヤが直進状態に戻らず、運転者の意図した方向に発進できず、そのまま使用を続けると意図した転回ができないおそれがあるというもの。

 対策として、ダイレクトアダプティブステアリングのコントロールモジュールを対策プログラムに書き換える。