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テスラ、24時間無料の超急速充電施設を新東名 NEOPASA浜松施設内に開設
全国11カ所に充電設備を設置。充電費無料で本州縦断が可能に
2016年7月19日 22:22
- 2016年7月17日 開設
テスラモーターズ ジャパンは7月17日、テスラ専用の超急速充電施設「テスラスーパーチャージャーステーション」を、新東名高速道路のNEOPASA浜松(下り)ぷらっとパーク第2駐車場に開設。今回、浜松の開設で全国11カ所になった充電施設を利用することで、テスラオーナーは充電費無料、ゼロエミッションで本州縦断が可能になるという。
テスラスーパーチャージャーステーションは、これまでに東京に3カ所、横浜、大阪、神戸、岡山、仙台、盛岡、長野の計10カ所に設置されており、11カ所目となる浜松には、テスラスーパーチャージャーが4基設置される。
設置場所は、新東名高速道路 NEOPASA浜松(下り)に隣接するぷらっとパーク第2駐車場内。高速道路利用者は浜松SA(サービスエリア)にあるスマートIC(インターチェンジ)を使ってアクセスする必要がある。
テスラスーパーチャージャーはテスラ車専用の超急速充電器で、24時間無料で利用可能。利用方法はテスラ車(モデルS以降)であれば認証等の手間もなく、車両の充電口に充電器を差し込むだけ。「モデルS」では約20分で250km走行分の充電が可能となる。
オープン当日の7月17日には、テスラモーターズ ジャパン 代表取締役社長 ニコラ・ヴィレジェ氏、浜松市長の鈴木康友氏らが出席した安全祈願祭と記者発表会が行なわれた。
テスラのヴィレジェ氏は「11カ所目の充電施設になりますが、需要に関しては1番となり、東京、名古屋、大阪をつなぐ重要な1カ所となります。また、オーナーにとって安全な長距離ドライブをするのに大事な休憩スポットになると思います」と同ステーションの位置づけを話した。
また、ヴィレジェ氏は「テスラスーパーチャージャーは世界で一番速い充電器になります、約20分で250kmの走行を可能にします。EVは街中でしか利用できないという古いイメージがあるが、スマートICを活用した充電器の例を示して、“EVの時代がきました”というメッセージを強く伝えていきたい」と話した。
一方、浜松市長の鈴木氏は「浜松市では震災後、エネルギーの地産地消を目指しております。これまでの取り組みで太陽光発電では導入件数、発電量では日本1位になっており、太陽光のみならずバイオマスをはじめとするさまざまな再生可能エネルギーの導入を促進しています。目指すは、CO2を極力排出しない低炭素でエネルギーに不安のない強靭な地域社会を作っていこうということで、そうした浜松市にとってシンボリックな施設ができ、我々にとってもうれしいこと」と挨拶した。
加えて、「このステーションによりテスラオーナーの方が本州を縦断できるということで、この地を訪れる機会も増えてくるのではないかと思います。来年は浜松が大河ドラマの舞台になり、官民挙げて観光客の誘客に取り組んでいます。浜松は海の幸、山の幸、豊富な食材に恵まれています。このステーションで充電するだけでなく、ぜひ浜松の観光も楽しんでいただきたい」と話した。