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自動運転社会始まる。国交省が承認し、テスラ「モデルS」用自動運転ソフトウェアの配信開始

「オートパイロット」「オートレーンチェンジ」「オートパーク」の3つ。日本走行動画掲載

2016年1月15日 配信開始

テスラモーターズ「モデルS」

 テスラモーターズは1月15日、日本でも現行の「モデルS」用に自動運転機能を含むソフトウエアの配信を開始したと発表した。提供される自動運転機能は、主に高速道路と自動車専用道路で自動運転が可能な「オートパイロット」、ウインカーを出せば自動的に車線を変更する「オートレーンチェンジ」、縦列と直角の駐車が可能な「オートパーク」の3つの機能になる。

 この自動運転機能は日本で初めて国土交通省の承認を受けて公道での利用が可能となるもので、テスラモーターズは「日本の自動運転社会が現実として幕を開けました」という。

テスラモーターズ「モデルS」の日本における自動運転「オートパイロット」&自動車線変更「オートレーンチェンジ」

 モデルSの現行モデルには、前後に6つずつ合計12個の超音波センサー、前方に車間距離などを計測するレーダー、フロントウィンドウ上部に配置されたカメラ、合計3つを搭載している。これらによってクルマの周囲を計測し、自動運転を行なうことになる。

 自動運転機能は各国によってさまざまなレベルが提案されているが、今回提供する自動運転レベルは、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA) の自動運転基準のLevel 2に該当するという。

 なお、テスラモーターズは、「テスラの自動運転機能は、安全性をさらに向上し、ドライバーがより自信を持って運転できるよう、また、高速道路などの長距離運転をより快適にするためのものです。自動運転が有効になっていてもドライバーはクルマを完全に制御することができ、その責任はドライバーが負います。交通規則を守るのはドライバー自身です」とのコメントとを出している。

(編集部:谷川 潔)