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テスラ、EVトラック“Tesla Semi”とEVバスの2017年発表を予告

新事業計画「マスタープラン パート2」公表

2016年7月20日(現地時間) 発表

テスラモーターズ 会長兼CEO イーロン・マスク氏

 米テスラモーターズ 会長兼CEO イーロン・マスク氏は7月20日(現地時間)、同社の新事業計画「マスタープラン パート2」を発表。その中で、現在EVトラックとEVバスが開発の初期段階で、2017年には発表予定であることを明らかにした。

 新事業計画では、消費者市場では先日発表した「モデル3」に続き、コンパクトSUV、新しいタイプのピックアップトラックの投入を計画。さらに、地上の輸送手段を網羅するため2つのタイプのEVが必要であるとし、大型トラックとバスが共に開発の初期段階で、2017年には発表できる予定という。

 開発している大型トラック“Tesla Semi”は、貨物輸送のコストを大幅に削減するだけでなく、安全性を向上して操作も非常に楽しくできるという。一方、EVバスに関しては中央の通路をなくした構造といい、現在は入口となっている部分に乗客のシートを用意して乗客密度を上げるとともに、車いすや自転車を乗せられるようデザインされるとしている。

 そのほか、バッテリーとソーラーパネルを統合した製品を作るため、テスラとソーラーシティの統合を計画。また、将来的な完全自動運転の提供を目指して、世界中にあるテスラ車の走行実績により自動運転機能を改善していくとした。さらに、完全自動運転が法的に認められた段階では、クルマを使っていない間、そのクルマのオーナーが収入を得られるようにするカーシェアリング事業などの計画も盛り込んだ。

2017年に生産開始予定の「モデル3」