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日産、1870万200円の「GT-R NISMO」2017年モデル
GT-R NISMOの事前受注含め、GT-R 2017年モデル発売後約1カ月で858台受注
2016年8月25日 21:12
- 2016年8月25日 発売
- GT-R NISMO:1870万200円
- Track edition engineered by nismo:1369万9800円
日産自動車は8月25日、「GT-R NISMO」2017年モデルを発売するとともに、スタンダードモデルのスペックやフォルムにGT-R NISMOのボディ剛性と足まわりを融合させた「Track edition engineered by nismo」を発売。価格は、GT-R NISMOが1870万200円、Track edition engineered by nismoが1369万9800円。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
GT-R NISMO | V型6気筒 3.8リッターツインターボ | 6速DCT | 4WD | 18,700,200円 |
Track edition engineered by nismo | 13,699,800円 |
今回発売されたGT-R NISMOは、NISMO専用チューニングにより最高出力441kW(600PS)/6800rpm、最大トルク652Nm(66.5kgm)/3600-5600rpmを発生するV型6気筒 3.8リッターツインターボエンジンを搭載。変速機はトランスアクスル方式の6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせる。
NISMO専用エンジンは、熟練した匠によって専用のクリーンルームで1台1台精巧に組み立てられ、エンジンのフロント部分に取り付けられたアルミプレートには「匠」の名前が刻まれる。
走行性能では、標準モデルと同様にボディ剛性を向上させたことで、ショックアブソーバー、スプリング、スタビライザーでそれぞれ突き詰めたセットアップを可能にするとともに、複数の車両情報システムを活用することで、路面状況や走行条件に対して適切なサスペンションの減衰力と、さまざまなドライビングシーンに応じた高レベルのコントロールを可能にするモード設定型電子制御式のショックアブソーバー「Bilstein DampTronic」に、NISMO専用の特別なチューニングを施すことで、パワーを更にしっかりと路面に伝えることが可能となった。
エクステリアの特徴となるNISMO専用のカーボンファイバー製フロントバンパーは、カナード形状のデザインによりホイールハウス周辺の空気を吸引して、大きなダウンフォースを発生。また、新デザインのグリルは、開口部の拡大によりエンジンの冷却性能を向上させながらも、バンパーサイドの形状を最適化することで、従来の空気抵抗とダウンフォースを維持。さらに、エンジンフードは剛性の向上により超高速域での変形を抑制。これらの改良により、GT-R NISMOはこれまでの日産車の中で最大のダウンフォースと超高速域での優れた安定性を実現したとしている。
そのほかインテリアでは、NISMO専用装備として新デザインのダッシュボードの上層部、ステアリングホイール、センターアームレストに、高品質のアルカンターラレザーを使用。さらに、赤のアルカンターラを中央部分に使用したNISMO専用のレザー仕様のレカロ製カーボンバケットシートを採用した。
一方、GT-R NISMOと同時に発売されるTrack edition engineered by nismoは、スタンダードモデルのスペックやフォルムにGT-R NISMOのボディ剛性と足まわりを融合させたモデル。同グレードは2017年モデルでも継続設定され、GT-R NISMOのサスペンションとホイールを搭載した。
なお、2017年モデルのGT-R、GT-R NISMOの受注に関して、新型GT-Rの発売後約1カ月となる7月27日~8月25日で、2016年度の年間販売計画台数800台を超える858台を受注したとしている。