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マツダ、ダンパーステーが破裂する不具合で「アテンザ」「CX-5」など計39万4941台をリコール

日産「ラフェスタ」も対象。亀裂が確認された場合は暫定措置でリアゲートを使えないようにする

2016年9月1日 発表

 マツダは9月1日、「アクセラ」「アテンザ」「CX-3」「CX-5」「プレマシー」と、日産自動車にOEM供給している「ラフェスタ」のリコールについて国土交通省に対して届け出た。対象台数は6車種29型式で計39万4941台。

 今回のリコールでは、リアゲートに使っているガス封入式ダンパーステーの外筒エンドキャップ部で塗装が不適切となっており、塩害地域で塩分などの影響を受けて腐食することがある。そのままの状態で使用を続けると腐食が進行。外筒が膨らんでエンドキャップが割れ、リアゲートを開くときに外筒が破裂して周囲の人が負傷するおそれがある。

 すでに日産「セレナ」(72万7000台)、ダイハツ工業「タント」(約80万台)でも同様の内容でリコールが行なわれており、改善措置としても同じく全車両でダンパーステーを対策品と交換することにしているが、交換部品の準備に時間を要するという理由から、年式が古い車両から対策品との交換を実施。ただし、2010年以前に生産された車両については、点検でエンドキャップの亀裂が確認された場合、暫定措置としてリアゲートを使用できないようにするとしている。