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アウディ、伝達効率を高める「ウルトラテクノロジー」初採用の新型「A4 オールロード クワトロ」
約9%燃費を改善し、燃費14.6km/Lを実現
2016年9月6日 22:37
- 2016年9月6日 発売
- 658万円
アウディ ジャパンは9月6日、4WDシステム「クワトロ」に実走行での伝達効率を改善する「ウルトラテクノロジー」を初導入した新型「A4 オールロード クワトロ」を発売した。全車右ハンドルで価格は658万円。
A4 オールロード クワトロは、A4 アバントをベースとするクロスオーバーモデル。ベースモデルより車高を上げ、ホイールサイズをアップするなど、最低地上高は170mmと30mm拡大している。
エンジンは、最高出力185kW(252PS)/5000-6000rpm、最大トルク370Nm/1600-4500rpmを発生する直列4気筒DOHC 2.0リッターターボを搭載。トランスミッションは7速DCT「7速Sトロニック」を組み合わせ、駆動方式はフルタイム4WD「クワトロ」を採用する。
従来モデルに搭載されていた「2.0 TFSI」ユニットとの比較で、出力で20kW(28PS)、トルクで20Nm向上させるなど、パフォーマンスでは0-100km/h加速6.1秒(欧州仕様)を実現。
一方、燃費性能を改善するため、デュアルインジェクション、2系列の冷却回路、シリンダーヘッドと一体化した排気マニフォールドを採用して、幅広い運転領域で燃費効率を改善しつつ暖気時間を短縮、全モデルに「Start/Stopシステム」とブレーキエネルギー回生システムを搭載する。
また、同社伝統の4WDシステム「クワトロ」には、新開発となる100%前輪駆動で走行可能な「ウルトラテクノロジー」が初採用され、実走行での伝達効率を改善。そのほかにも、従来モデルと比べて90kgの軽量化を実現して車両重量は1680kgとした。
これらの改良により、JC08モード燃費は14.6km/Lと、従来モデルとの比較で約9%燃費を改善させた。