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パイオニア、ドライバーの眠気を検知して覚醒レベルを改善する「ドライバーモニタリングシステム」を「CES 2017」に参考出品

東京オートサロン 2017にもデモ機を参考出品

2016年12月15日 発表

 パイオニアは、ドライバーの眠気を早期に検知して改善する「ドライバーモニタリングシステム」を搭載したデモ機を、2017年1月5日~8日に米ラスベガスで開催される「CES 2017」に参考出品する。

 ドライバーモニタリングシステムは、シートやハンドルに内蔵する「車載用心拍センサー」やシートに実装した「振動ユニット」などを活用して、ドライバーの眠気を心拍の変化から検知して、その覚醒レベルを振動で改善するというもの。

 同システムは、自動運転・高度運転支援へのキーテクノロジーとして同社が開発を進めているもので、ドライバーの居眠り運転の防止や自動運転車(レベル 3)における自動運転から手動運転へのスムーズな切り替えなどへの活用を想定している。

 今後はシミュレーターや実走行によるサンプルデータの収集と分析を積み重ねていくことで、同システムの眠気検知精度や覚醒レベル改善効果の向上を図り、2020年以降の市場導入を目指すとしている。

 なお、千葉県・幕張で2017年1月13日~15日に開催される「東京オートサロン 2017」にも、同システムを搭載したデモ機が参考出品される。