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パイオニア、クラウド型運行管理サービスを活用した安全運転管理ソリューション「自動安全コンサルティング」

毎月の「安全運転管理アシスト」レポートで運転の改善点を指摘

2016年11月30日 提供開始

 パイオニアは、法人向けソリューションとして2015年6月からサービスを行なっているクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」に、ユーザーからの要望を反映した安全運転管理ソリューションの新サービス「自動安全コンサルティング」を追加。11月30日から提供を開始する。

 ビークルアシストは通信回線を使って車両位置や走行データなどを把握。車両状況や登録地点、運行コースの管理・共有などを行ない、日報や走行軌跡レポートの作成などによって日常業務をアシストするほか、急ブレーキや急加速、速度超過などの危険な運転に対して警告を実施するサービス。

 新たに追加される自動安全コンサルティングでは、「ドライバールール」「管理者ルール」の2つを設定。さらに月に1回のペースで「安全運転管理アシスト」のレポートを作成する。

 ドライバールールではカーナビなどの車載機で急ブレーキや急加速、速度超過を検知したときにドライバーに対して警告を行ない、管理者はドライバーに警告が出ないよう運転することを指導。管理者ルールでは車載機が危険挙動を検知したときに自動送信する通知メールを受け取ったら、その日のうちにドライバーに指導する。

 また、安全運転管理アシストでは、1カ月の危険挙動運転回数を組織ごと、会社ごとなどの平均値と照らし合わせ、指導が必要な対象(組織・個人)を自動的に抽出。抽出対象の評価や指導ポイントをレポート化。2つのルールを継続的に守り、レポートを使ったコンサルティングによって事故削減を図り、燃料コストやCO2排出の削減などに貢献するサービスとなっている。

「安全運転管理アシスト」のレポートイメージ。急加速や急ブレーキなど危険な運転の兆候が数値化され、さまざまなパラメーターで比較できる