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パイオニア、「眠気検知ユニット」を5月11日~13日開催の「CES ASIA 2016」で展示

「レベル3」自動運転での車室内センシング用途などへの活用を検討

2016年4月25日 発表

 パイオニアの100%子会社である中国現地法人 先鋒電子(中国)投資有限公司(パイオニア中国)は、5月11日~13日に中国 上海で開催される家電見本市「CES ASIA 2016」にドライバーの眠気を検知する「眠気検知ユニット」を出展すると発表した。

 これは2015年11月からパイオニア中国が中国 清華大学蘇州自動車研究院傘下のベンチャー企業 蘇州清研微視電子科技有限公司(清研微視)と共同で進めている、先進運転支援機能を搭載した次世代車載機器の開発で生み出されたもの。清研微視独自の画像認識技術や眠気検知アルゴリズムと、パイオニア中国の高品質なハードウェア開発技術を組み合わされ、ドライバーの状態を客観的に数値化することにより、ドライバーの眠気を高精度に検出できるという。

 このユニットをさまざまな既存ソリューションシステムと連携させることにより、リアルタイムでドライバーの状態を把握し、管理・警告を行なうことで事故発生のリスクを低減させる先進運転支援システムの構築が可能になる。また、自動運転車両の実用化で重要とされる、「自動運転レベル3」(緊急時のみドライバーが対応)の車内センシング用途に活用することも検討するとしている。

(編集部:佐久間 秀)