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パイオニア、LTE通信モジュール搭載のミラー型車載機器を開発
2014年度内発売。音声対話型ドライブエージェントサービスで渋滞情報などを提供
(2014/9/30 17:21)
- 2014年9月30日発表
パイオニアは9月30日、LTE通信モジュールを搭載したミラー型車載機器を国内で初めて開発したと発表した。この「ミラー型テレマティクス端末」はLTE回線を使って常時ネットワークに接続し、音声対話型ドライブエージェントサービスを使うことで、ドライバーが必要とする情報(施設、渋滞、天気、ニュース等)を入手できるほか、ナビ機能を操作できる。
搭載する液晶は、ハーフミラータイプの5型静電式タッチパネル付き液晶。バックミラーに容易に取り付けることができ、別売のバックカメラを接続してバックモニターとして使用することもできる。
準天頂衛星「みちびき」にも対応したGNSS(全地球型測位システム)、ジャイロ/加速度センサー、衝撃検知時に前方画像を録画するドライブレコーダーを搭載。約1/3ほどのエリアが液晶表示可能で、本体を上下逆に取り付ければ、液晶表示を上下逆転。右ステアリング仕様、左ステアリング仕様、いずれのクルマにも対応する。
回線契約はNTTドコモの「デバイスプラス300」対象機種予定のため、NTTドコモと主回線契約している場合、お得な価格で利用できるという。Wi-Fiアクセスポイント機能も持つため、タブレット端末などをWi-Fi接続して、車内でのネット利用が可能となる。
パイオニアは2013年12月開催の東京モーターショーで、NTTドコモと共同開発したAndroid OS採用ルームミラー型ドライブネットインフォ端末を公開しており、このミラー型テレマティクス端末はその製品版となる。NTTドコモの2014年冬~2015年春モデル発表会において展示されたが、搭載OSは未定とのこと。価格や詳細な仕様については、2014年度内の正式発表時に公表される。