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トヨタ、24年ぶりに「コースター」をフルモデルチェンジ。2017年1月23日発売

高剛性ボディの導入やクラス初採用のVSCを全車標準装備

2017年1月23日 発売

バス:594万~887万2200円

ビッグバン:619万3800円~677万1600円

EX(ロングボディ・冷蔵庫付28人乗り・6速AT)

 トヨタ自動車は、「コースター」を24年ぶりにフルモデルチェンジして2017年1月23日に発売する。価格はバスが594万~887万2200円、ビッグバンが619万3800円~677万1600円。

ボディタイプ定員(人)エンジン駆動方式変速機価格
LX標準25直列4気筒 4.0リッター直噴ディーゼル(N04C-VJ)2WD(FR)5速MT5,940,000円
6速AT6,247,800円
LXロング245速MT6,922,800円
6速AT7,230,600円
295速MT6,674,400円
6速AT6,982,200円
GX標準255速MT6,501,600円
6速AT6,809,400円
GXロング245速MT7,063,200円
6速AT7,371,000円
295速MT6,814,800円
6速AT7,122,600円
直列4気筒 4.0リッター直噴ディーゼル(N04C-VK)7,813,800円
EXロング248,872,200円
29直列4気筒 4.0リッター直噴ディーゼル(N04C-VJ)5速MT8,159,400円
直列4気筒 4.0リッター直噴ディーゼル(N04C-VK)6速AT8,623,800円
幼児専用車標準大人3+幼児39直列4気筒 4.0リッター直噴ディーゼル(N04C-VJ)5速MT5,810,400円
6速AT6,118,200円
幼児専用車ロング大人3+幼児495速MT6,426,000円
6速AT6,733,800円
ビッグバン標準9+1,250kg6,193,800円
ビッグバンロング6,771,600円
新型「コースター」を紹介する動画
EX(ロングボディ・29人乗り・6速AT)
GX(ロングボディ・24人乗り・6速AT)
LX(ロングボディ・29人乗り・6速AT)
幼児専用車(標準ボディ・大人3人乗り+幼児39人乗り・6速AT)
BIG VAN(標準ボディ・9人乗り・6速AT)

 新型コースターのラインアップは、バスが「LX」「GX」「EX」「幼児専用車」の4モデル、定員9名のビッグバンが1モデル。ボディタイプはそれぞれ標準とロングを用意する。

環状骨格

 今回のフルモデルチェンジではボディを一新。ルーフ、側面、フロアの骨格を繋ぎ一体化した環状骨格を採用するとともに、高張力剛板の採用なども行ない、バスにおけるボディ強度の世界的な安全評価基準である「ECE基準R-66(ロールオーバー性能)」に適合した高剛性ボディを導入した。

VSC作動イメージ図
SRSエアバッグ(運転席・助手席)
ELR付3点式シートベルト(運転席・助手席・リアシート)
ELR付2点式シートベルト(補助シート)

 また、日本でクラス初採用となるVSCを全車標準装備して、コーナリング時の横滑りなどを抑制し、車両走行時の安定性を確保。運転席と助手席にSRSエアバッグを標準装備し、万が一の際、瞬時にシートベルトを巻き取り早期に乗員を拘束するプリテンショナー機構や、胸部に加わる力を低減するフォースリミッター機構を採用した。

EX(ロングボディ・冷蔵庫付28人乗り・6速AT)

 エクステリアデザインはルーフサイドに面取りを効かせ、シンプルでありながら目を引くモダンなデザインとした。スクエアなボディシルエットで室内の広さを表現。サイドを上下分割したキャラクターラインとタイヤまわりを強調したアンダーボディで、キャビンをしっかり支える頑丈なボディを表現した。

EX(6速AT)
多機能なセンタートレイ
大型ドアポケット
アクセサリーソケット&小物入れ
カードホルダー
運転席シートアンダートレイ

 運転席エリアは、フロントガラスの開口部を広げ視界を拡大したほか、機能スイッチや運転席まわりの物入れを最適配置することで、視線の動きを最小限にし、ドライバーが運転に集中しやすいコックピットを実現。

EX(29人乗り・6速AT)
EX(冷蔵庫付28人乗り・6速AT)
室内空間(従来型比)
ルームラック(トレイタイプ)
後席ディスプレイ(17.5インチ)
ハイバックシート(リアシート・助手席)
リアシート(リクライニング機構)
シートポケット/フック/カップホルダー(バックボード付)
センタードアステップ
ラゲッジスペース

 客室エリアでは、室内高を60mm高くし、窓側は肘が置ける程度(約40mm)外側へ拡大。また、サイドウィンドウの上下高を50mm広げるなど、開放感と快適な乗員スペースを提供する。そのほか、ドアステップの奥行きを65mm拡大して乗降性を向上。ルームラックは室内天井面とラックとの高さを60mm拡大して収納性を向上するとともに、140mm外側へ配置移動したことで、乗客の着座性を改善した。

 走行性能では、環状骨格化によるボディ剛性の向上、エンジンカバーの構造変更、ボディシール構造の強化、防音材を最適配置するなど、静粛性を改善。足まわりには、スタビライザーをフロントとリアに装備するとともに、ショックアブソーバーの減衰力を最適化。ボディ剛性の向上とあわせてフラットな乗り心地を実現させたとしている。

 ボディカラーは、「ベージュメタリック」「ホワイト」「シルバーメタリック」「イエロー」「ホワイト/ラベンダー」「ホワイト/ベージュ」の全6色を設定する。