ニュース
【フィッシングショー OSAKA 2017】釣りアプリや“難攻不落の防水構造”など釣り好きでなくても楽しめるシマノのブース
イチオシ製品は4月発売予定の「ツインパワー XD C5000XG」
2017年2月5日 12:07
- 2017年2月4日~5日 開催
- 入場料:一般当日1400円(中学生以下無料)
日産自動車やトヨタモデリスタなども出展する「フィッシングショー OSAKA 2017」(業者日:2月3日、一般公開日:2月4日~5日)のメイン展示はもちろん“釣り”関連企業。Car Watchでは、日産やトヨタの釣り仕様カスタムカーを紹介してきたが、フィッシングショーを訪れたなら“釣り”関連企業を訪れてみていただきたい。
釣りに趣味としている人であるなら、すでに訪れるべくブースのチェックをしているだろう。本記事では、人生で釣りを趣味としたことない記者が訪れてみて興味深かったブースを紹介する。
あまり知識のない分野の展示会を訪れた場合(そのような状況は少ないと思うが)、まずチェックすべきは最大級のスペースで展示をしている企業。そのような企業は、その業界でのリーダー的立場にあり、それだけの製品群を揃え、それだけの開発力、営業力を持っていると推測できるからだ。
釣りにまったく土地勘のない記者が訪れたブースは「シマノ」。フィッシングショー OSAKA 2017において大規模なブース展開を行なっており、見るからに海釣りや渓流釣りなど、全方位的に網羅する製品群が展示されている。
自転車を趣味(とくにロードバイクやMTB)としている人ならシマノを知らない人はいないと思うが、シマノは大阪府堺市に本社を置き、その高い鍛造・鋳造技術で世界的に知られているメーカー。とくに冷間鍛造においては、釣り具のリールに超々ジュラルミン冷間鍛造ギヤを組み込むなど精密冷間鍛造技術を持っている。
このシマノのブースでは、そのような精密加工がされたさまざまなリールを試すことができるほか、多様なジャンルに細分化している釣り竿(ロッド)を実際に手に持つことができる。
個人的に一番驚いたのが、渓流釣りのロッド。ロッドにカーボンが使われるようになって久しいが、シマノのスタッフによると渓流釣りのロッドでは長さ約9m、重さ約190gの製品もあるとのこと。実際にいくつかのロッドを手に持ってみたが、どれも長尺竿なのに信じられないくらいに軽い。似たような製品で、長さを非常に細かくラインアップしており、それぞれシナリなど“味”も違うとのこと。この軽さは、ぜひシマノのブースで体験してみていただきたい。
また、リールもシマノの各製品が取りそろえられているので、巻き心地を試すことが可能だ。実際に巻いてみると、精度の高いギヤがストレスなく噛み合う感触は心地よく、機械加工に興味のある方なら楽しめることは間違いないだろう。
シマノのスタッフによると、フィッシングショー OSAKA 2017でのイチオシ製品が2017年4月発売予定の「ツインパワー XD C5000XG」とのこと。これは撥水処理とラビリンス(迷路)構造で、従来製品から水の入りにくさを6倍に引き上げたもので、その技術は“難攻不落の防水構造 X PROTECT”としてうたわれていた。シマノブースの中央に展示されていたので、すぐに場所は分かるだろう。
釣りの世界にもスマートフォン利用の流れは来ているようで、シマノは「シマノ釣り」をリリースしている。これは、シマノの製品情報が分かるほか、各種のジャンルの釣り記事(釣りコラム)を読むことができる。また、魚群探知機モニター画面になる「Tankenmaru SMART」もリリースしており、そのデモを行なっていた。