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トヨタとスズキ、「環境技術」「安全技術」「情報技術」「商品・ユニット補完」で協業推進
業務提携に向けた覚書を締結
2017年2月6日 15:19
- 2017年2月6日 発表
トヨタ自動車とスズキは2月6日、「社会課題の解決」「自動車社会の健全で持続的な発展」に両社で貢献していくことを念頭に、業務提携に向けた検討を開始する覚書を締結したと発表した。
両社は2016年10月12日に行なった「両社の協力関係の構築に向けた検討開始」の発表以降、双方が抱える課題認識に基づき、両社間で公正かつ自由な競争が行なわれることを前提としつつ課題の解決に向けて協業が可能な分野について協議してきた。これを受けて「環境技術」「安全技術」「情報技術」「商品・ユニット補完」などに関する協業の実現に向けて検討に入ることを合意している。
両社は早期に業務提携の具体化を図ることで合意しており、直ちに推進体制を立ち上げて合意した内容の具体化を目指すとしている。
この発表のなかでトヨタの豊田章男社長は「『経営者である以上、チャレンジするということ、社会のために経営をするということは、いつまでたっても変わらない』。昨年10月の共同記者会見での鈴木修会長の言葉が心に響いた。これこそが『やらまいか』の精神だと感じた。遠州をルーツとする両社が『やらまいか』の精神を発揮し、世界中のあらゆる人が移動の楽しさを実感し、笑顔になれる『未来のモビリティー社会』の実現に向けて、協力していきたい。今回、スズキというチャレンジ精神溢れる会社と一緒に仕事をする機会をいただいたことに感謝している。多くのことを学ばせていただきたい」とコメント。
また、スズキの鈴木修会長は「将来技術の開発に懸念を抱えるスズキから求めた提携関係について、豊田章男社長の指導の下、トヨタは熱意をもって協議に応じてくれた。心から感謝したい。トヨタが示してくれた熱意に応えるべく、スズキも全力で協議に臨み、具体的な協力関係を築くスタート地点に立つことができた。全力で取り組んでまいりたい。スズキと提携したことをよかったと思っていただけるような結果を目指したい」としている。