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富士通テン、子供は目隠ししても父親の運転を見分けられるか? ムービー「Father's Drive」公開

3人のドライバーのうち、父親の運転がどれかを当てる実験。その正解率は?

2017年3月21日 公開

「親子のドライブ」をテーマにしたムービー「Father's Drive」

 富士通テンは3月21日、「親子のドライブ」をテーマにしたムービー「Father's Drive」を公開した。

 同社が展開するカーナビ、ドライブレコーダーのブランド「ECLIPSE(イクリプス)」の「車に乗る人すべてに安心を感じてほしい」という思いを題材にしたムービー。今回の企画は、親子で過ごす時間の中でドライブが占める割合は少なくないと考え、何気なくクルマに乗っているときでも目に見えない親子の絆や愛情が存在するのではないか、という疑問からスタート。子供たちが親だからこそ感じるドライブ中の「安心感」を可視化すべく実験を行ない、ムービーにまとめた。

 実験の対象は6~76歳の親子100組。子供が目隠しとしてアイマスクを着用し、父親、タクシードライバー、初心者ドライバーという3人のドライバーが運転するクルマの助手席に乗車。加速や停止、ハンドルさばきに特徴が出やすい特設コースをそれぞれのドライバーと約2分間ドライブし、降車後に「父親が運転したクルマは何番目か」を回答するというもの。ドライバーの3名は乗車前に消臭スプレーを使い、車内での会話および音の出る行為は禁止された。

実験はSPEED PARK 恋の浦に設置された特設コースで実施された

 実験の前に行なったアンケートでは、半数以上となる54人の子供たちが「父親の運転を当てる自信がない」と回答していたが、結果としては70組が正解。「親のぬくもりは、ドライブで伝わる」という富士通テンが立てた仮説を証明する結果となった。

 実際に子供たちに父親の運転を当たられたポイントを聞いたところ、「アクセルの踏み込み」「ハンドル操作」といった運転の特徴以外に、「いつもの感じ」といった言語化しにくい部分で父親の安心感を感じ取っていたり、「シートベルトの付け方」「ハンドルの滑らせ方」といった父親自身も気がつかないようなポイントを挙げる子供もいたという。

6~76歳の親子100組を対象に実験を実施。子供がアイマスクを着用し、3人のドライバーが運転するクルマの助手席に乗車。特設コースをそれぞれのドライバーと約2分間ドライブし、降車後に「父親が運転したクルマは何番目か」を回答するという形で行なわれた