ニュース

フォルクスワーゲン、スマホとの連携強化など「up!」をフェイスリフト

前後バンパーやホイールデザインの変更とともに、オートライト機能追加など装備面を強化

新型「up!」(high up!)

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは4月27日、「up!」をフェイスリフトして発売した。価格は158万7000円~193万8000円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
move up!(2ドア)直列3気筒DOHC 1.0リッター5速シングルクラッチAT「ASG」2WD(FF)1,587,000円
move up!(4ドア)1,787,000円
high up!(4ドア)1,938,000円

 今回のフェイスリフトでは、専用アプリによるナビゲーション機能をスマートフォンで利用できるなど、スマホとの連携を強化した純正インフォテイメントシステム「Composition Phone(コンポジション フォン)」を採用。Bluetoothでスマホとペアリングすることで、専用アプリ「フォルクスワーゲン maps+more(マップスアンドモア)」でナビや駐車場の満空情報などを確認することができる。また、専用のスマートフォンホルダーも用意され、USBデバイス接続装置に接続することで電池切れの不安なく長時間利用できる。Composition Phone、スマートフォンホルダー、iPod/iPhone/USBデバイス装置は「インフォテイメントパッケージ」(5万4000円)としてオプションで用意される。

 maps+moreについては、ナビゲーションのルートガイダンス(1年間無料。2年目以降は別途更新料が必要)や車両の走行データの確認とともに、スマホに収納する音楽を再生することができる。これに加え、エマージェンシーアシスタンスとカスタマーセンターへの無料通話「アシスタンス&カスタマーセンター」やエコドライブのアドバイス機能「Think Blue Trainer」、タコメーターや水温計の表示機能など、計9つの機能を利用することが可能になっている。

新型up!ではスマホとの連携を強化した純正インフォテイメントシステム「Composition Phone(コンポジション フォン)」を採用(写真のスマホはiPhone 7 Plus)

 エクステリアではバンパーデザインの刷新により全長が65mm延長され、ボディサイズは3610×1650×1495mm(全長×全幅×全高)。引き続き5ナンバーサイズを維持している。また、抑揚を増したボンネット、LEDポジション付ヘッドライト、ウインカー内蔵型ドアミラー、リアコンビネーションランプ、リアディフューザーなどが主な変更点として挙げられている。ボディカラーは新色の「ハニーイエローメタリック」「ティールブルー」「タングステンシルバーメタリック(high up!のみ)」の3色を加え、全7色を用意する。

新型up!のボディサイズは3610×1650×1495mm(全長×全幅×全高)

 インテリアでは「ピクセルハニーイエロー」「ピクセルレッド」「ピクセルニュートラル」「ブラックキューブ」という4色のダッシュパッドと2色のトリムカラーを用意。ダッシュボードの表面加工にはIML(イン・モールド・ラベリング)と呼ばれる工程を採用したことで、しっとりした光沢を放つとともに立体感のあるものに変更された。また、ダッシュパッドの下部にインテリアアンビエントライトをup!として初採用したほか、シートカバーのデザインを一新。外側とセンターにそれぞれラインが入り、ダッシュパッドに合わせてカラーコーディネートされている。

high up!のインテリア(ダッシュパッドカラーはピクセルハニーイエロー)

 そのほかの装備面については、引き続きシティエマージェンシーブレーキ(低速域追突回避・軽減ブレーキ)を全車に標準装備するとともに、新たにLEDポジションライト付ハロゲンヘッドライト(ハイトコントロール機能付)やオートライト、レインセンサー、タイヤ空気圧警告灯などを全車に標準装備した。また、上級グレードのhigh up!についてはスタティックコーナリングライト、新デザインの15インチアルミホイールなどを標準装備するとともに、アレルゲン除去機能付フレッシュエアフィルター採用のフルオートエアコンをオプション設定する。

 パワートレーンはこれまで同様、直列3気筒DOHC 1.0リッターエンジンと5速シングルクラッチAT「ASG」の組み合わせで、最高出力55kW(75PS)/6200rpm、最大トルク95Nm(9.7kgm)/3000-4300rpmを発生。JC08モード燃費は22.0km/Lとなっている。

直列3気筒DOHC 1.0リッターエンジン