東京モーターショー2013
フォルクスワーゲン、「ゴルフ・ヴァリアント」の導入を発表
世界初公開はプラグインハイブリッドの「twin up!」
(2013/11/20 20:05)
フォルクス・ワーゲンのブースでは、導入予定の新型車を多数展示。特に日本初公開となる「ゴルフ ヴァリアント」や、世界初公開となるプラグインハイブリッドの「twin up!」が注目を集めた。
ゴルフ ヴァリアントは今年導入された7代目のゴルフがベース。フォルクス・ワーゲングループの「MQB」による技術的恩恵を受けて軽量化するとともに、荷室容量は従来型に比べて100L以上大きくなった。フロント、リアともデザインは7代目ゴルフを踏襲し、前から見ても後ろから見てもゴルフと分かるクルマとなっている。
展示されたのは、欧州仕様でグレードはTSIハイライン。ボディーサイズは4575×1800×1435mm(全長×全幅×全幅)で重さは1380kg。エンジンはターボ付きの直噴1.4リッターのTSIエンジンに7速DSGトランスミッションを組み合わせる。
ゴルフ ヴァリアント R-line(参考出品)
ワールドプレミアとなる「twin up!」は同時に展示されたコンセプトカー「XL1」のディーゼル2気筒エンジンと電気モーター、DSGトランスミッションという組み合わせを踏襲したプラグインハイブリッドカー。1.1L/100kmという燃費を実現、電気走行では50km航続可能。0-100km加速は15.7秒を実現する。
プレスブリーフィングでは、フォルクスワーゲン グループ ジャパン代表取締役社長の庄司茂氏が国内導入予定のモデルを説明した。特に日本初公開となるゴルフ ヴァリアントについては「輸入プレミアムワゴンを検討中の人にも満足してもらえるエコで高品質なワゴン」とし、自信を見せた。
また、本国からは開発担当取締役のDr.ハインツ・ヤーコブ・ノイサー氏が来日、twin up!の説明を行った。ノイサー氏はtwin up!の構造について「ツインドライブで駆動系が2つ、すなわち、電気モーターと、ターボチャージャー付きのエンジンと組み合わせ燃費をよくしている。この両者を組み合わせは最善の部分の組み合わせ」と説明、これにプラスしてDSGトランスミッションによって全体の効率はさらによくなるとした。
フォルクス・ワーゲンのブースでは、参考出品の「XL1」をはじめ、導入を予定している多数の車両や、WRCに参戦中の「Polo R WRC」などを展示中だ。