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フォルクスワーゲン、東京モーターショーでシークレットのワールドプレミアモデル

ワールドプレミアモデルを含め全17台を展示

日本初公開の「XL1(エックスエルワン)」
2013年11月7日発表

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは11月7日、「第43回東京モーターショー」(11月20日~21日プレスデー、22日特別招待日、22日プレビュー・ナイト、23日~12月1日一般公開日)の出展概要を発表した。

 今回の東京モーターショーでは、ワールドプレミアモデルを用意していることを明らかにしているが、詳細はプレスデー初日の20日に発表するとしている。このワールドプレミアモデルを含め、ジャパンプレミアモデルと現行ラインアップ計17台を展示する。

ジャパンプレミアモデル

ゴルフ ヴァリアント Highline(ハイライン)/R-line(アールライン)/参考出品
 日本でも4年ぶりのフルモデルチェンジを予定している「ゴルフ ヴァリアント Highline(ハイライン)」は、103kW(140PS)の1.4リッターTSIエンジンを搭載。プリクラッシュブレーキシステムの「フロントアシストプラス」などとともに、Highlineではバイキセノンヘッドライトや17インチアルミホイールを装備。

 また、「ゴルフ ヴァリアント R-line(アールライン)」では専用の18インチアルミホイールやフロントスポイラー、デュアルエキゾーストパイプなどを装備し、よりスポーティに仕上げられている。

ゴルフ ヴァリアント Highline
ゴルフ ヴァリアント R-line

XL1(エックスエルワン)/参考出品
 プラグインハイブリッド(PHV)をパワートレーンに採用する「XL1(エックスエルワン)」は、0.9L/100kmという低燃費性能を実現。今年のジュネーブショーで公開されたモデルでは、エンジンに2気筒ディーゼルTDIを採用するディーゼルハイブリッドとして発表されている。ボディーにカーボンを採用し、車重は795kg。最高速は160km/h。

XL1

e-up!(イーアップ!)/参考出品
 同社のエントリースモールカー「up!」をベースとする「e-up!(イーアップ!)」は、今年のフランクフルトショーで初公開された4人乗りの電気自動車(EV)。最高出力60kW(82PS)、最大トルク210Nmのモーターを搭載し、航続距離は最大160kmとしている。

e-up!

e-Golf(イーゴルフ)/参考出品
 EVの「e-Golf(イーゴルフ)」は、85kW(115PS)、270Nmを発生するモーターを搭載し、100km走行あたり12.7kWhという電力消費の少なさを特徴とする。航続距離は最大190km。

e-Golf
e-Golf(右)とe-up!

cross up!(クロスアップ!)/参考出品
 4ドアのクロスオーバーモデル「cross up!(クロスアップ!)」は、「クロスポロ」「クロストゥーラン」に続くクロスシリーズのニューモデル。2011年にup!のバリエーションモデルの1つとして発表されている。そのスタイリングでは、高められた車高、専用16インチアルミホイールによってタフなイメージを強調するとともに、シルバー塗装のルーフレール、サイドミラー、バンパーのアクセントを採用している。

cross up!

Golf R(ゴルフアール)/参考出品
 まずは今年度中に欧州市場へ投入予定の「Golf R(ゴルフアール)」は、2ドアモデルと4ドアモデルを設定(写真は2ドア)。

 新設計の2リッターTSIエンジンを搭載し、最高出力は先代から30PS増の221kW(300PS)とアナウンスされている。トランスミッションはMTまたは6速DSGを設定し、最新の4MOTION(4WD)システムを搭載する。

Golf R

The Beetle Cabriolet 50's(ザ・ビートル・カブリオレ フィフティーズ)/参考出品
 専用のブラックボディーにクラシカルなホイール、クロームのドアミラーなどを装備した「The Beetle Cabriolet 50's(ザ・ビートル・カブリオレ フィフティーズ)」。1950年代のビートルカブリオレを現代風に解釈し直したモデルになっている。

The Beetle Cabriolet 50's

日本未導入モデル

Polo R WRC(ポロアールダブルアールシー)
 WRC初参戦の2013年に、3つのワールドチャンピオン(ドライバー/コ・ドライバー/マニュファクチャラー)を獲得したレース車両。

Polo R WRC

(編集部:小林 隆)