【2013ジュネーブショー】
フォルクスワーゲン、1Lで111km走行できるディーゼルPHV「XL1」公開
ゴルフVIIのGTIなどもワールドプレミア
(2013/3/22 18:32)
2002年にその姿を初めて公開したフォルクスワーゲンの1Lカー。その後、2009年のフランクフルトモーターショーでは「L1」という名称で各部を進化させた。シートレイアウトは前後2座で、リアエンジンとリア駆動というパッケージは変わらないが、パワートレーンがディーゼルハイブリッドになり、外観もより実用的な処理が施されていた。
今回のジュネーブショーで公開されたXL1は、1Lカーの第3世代にあたり、限定生産ながら実際に販売するプロダクトモデルとして披露された。エクステリアはL1から大幅な変化はないが、シートレイアウトが左右の横並びになり、運転席、助手席ともにガルウイングのドアを装備。
パワートレーンは、ディーゼルエンジンを使ったプラグインハイブリッド(PHV)。エンジンは最高出力48PSの2気筒ディーゼルTDIで、これに最高出力27PSのEモーターをセット。トランスミッションは7速DSGとなる。搭載されるバッテリーはリチウムイオン電池で容量は5.5kwh、バッテリーのみで50km以上の走行が可能と言う。モーター走行時は1km走るのにわずか0.1kWhの消費で済むとしている。
ボディーサイズは3888×1665×1153mm(全長×全幅×全高)。シャシーやボディーなどは多くがCFRP製となっていて、車重はわずか795kg。空力特性も十分に考慮していて、空気抵抗の値となるCd値は0.189となる。
高効率なパワートレーン、カーボンで軽量化したボディー、空気抵抗を限りなく削減するエクステリアデザインなど、XL1はすべての技術を省燃費のために注ぎ込むことで0.9L/100km(111km/L)という燃費性能を実現している。
昨年のパリモーターショーで初公開された新型ゴルフにホットモデルの「GTI」が追加された。3ドアハッチバックのスタイルで、外装はGTI伝統のレッドのラインがフロントグリルからヘッドライトに掛けて入る。バンパー開口部とグリルにはハニカム形状の細工を取り入れていて、ダンパー左右にカナード状のフィンを装備しているのもGTIの特徴となる。
エンジンは2.0リッター直噴の直列4気筒ターボ。最高出力は先代よりも10PSアップの220PSが標準モデルとなり、新たに導入されたパフォーマンスモデルは、最高出力230PSになる。
トランスミッションは6速DSGで、標準モデル、パフォーマンスモデルともにスタートアンドストップ機能が装備される。出力は上がったものの、燃費性能は6.0L/100km(16.6km/L)となっており、先代よりも18%改善したことになる。
ゴルフの派生モデルであるヴァリアントも今回ワールドプレミアとなった1台。「コンセプトRライン」はヴァリアントをベースにしたスポーツモデルで、専用の18インチホイールやエアロパーツを装着。エンジンは2.0リッターディーゼルで、4輪駆動のドライブトレーンを採用する。