パナソニック、中国 大連に車載用リチウムイオン電池の新工場を開所

パナソニック オートモーティブ＆インダストリアルシステムズ社が中国大連市に建設した車載用リチウムイオン電池の新工場

　パナソニック オートモーティブ＆インダストリアルシステムズ社は4月27日、中国における同社初の車載電池セルの生産拠点となる車載用リチウムイオン電池の新工場を開所した。これにより日本・アメリカ・中国での生産体制が構築され、同社は車載電池のグローバル競争力強化を目指す。

　今回、中国 大連市に建設された新工場は、2016年2月に大連遼無二電器有限会社と設立した車載電池製造の合弁会社「パナソニック オートモーティブエナジー大連有限会社」の新工場。生産品目は環境対応車向けの角形リチウムイオン電池で、生産開始は2017年度を予定している。

　同社では、高性能な車載用リチウムイオン電池の需要のさらなる高まりを受けて、国内生産拠点での増産に加えて、2017年からはアメリカでの車載電池セル生産も開始。2018年度にインフォテインメントシステムやデバイスを含む車載事業全体で2兆円の売上を目指すとしている。