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スーパーフォーミュラ、第4戦もてぎと第5戦オートポリスに横浜ゴムの新型ソフトタイヤ投入

ADVANレーシングタイヤを2スペック制に

2017年7月8日 発表

ADVANレーシングタイヤのソフト仕様外観イメージ

 スーパーフォーミュラを運営するJRP(日本レースプロモーション)は7月8日、第4戦ツインリンクもてぎ(8月19日~20日開催)、第5戦オートポリス(9月9日~10日開催)において横浜ゴムの新型ソフトタイヤを投入することを発表した。

 これにより、チームは従来のタイヤ(ミディアム)に加え、よりグリップ力がよいタイヤ(ソフト)を選択できるようになり、レースの戦略の幅が広がる。昨年も同様の試みがなされていたが、結果的にタイム差がそれほどなく、チームの戦略の幅を広げるという目的を達成できなかった。

 今回の新しいソフトタイヤでは、「昨年以上のグリップ性能によるタイムの向上、ミディアムタイヤとのタイム差を生み出す仕様を目指している」という。また、2戦連続で使用可能とすることで持ち越しタイヤによる次戦への影響を高め、サイドウォールのデザインを変更することで視認性の向上を図っている。

 最終的な仕様の確定は、7月18日~19日に行なわれるオートポリスでのテストの結果を以て判断するとのこと。

 横浜ゴム スーパーフォーミュラ用タイヤ開発担当エンジニアの渡辺晋氏は、第1戦鈴鹿で行なったインタビュー(関連記事:【インタビュー】スーパーフォーミュラにADVANレーシングタイヤを供給する横浜ゴム 開発担当エンジニアに聞く)において、新開発のコンパウンドを投入することを示唆しており、2017年仕様のミディアムタイヤに新しいコンパウンドを投入することで、“速く走ることができるが、早くタレるタイヤ”を実現し、JRPの要望によるレースのエンタテイメント性向上に協力していくこととなる。