ホンダ、今秋発売予定の北米向け新型「アコード」発表

北米向け新型「アコード」

　本田技研工業の米国現地法人アメリカン・ホンダモーターは7月14日（現地時間）、北米で2017年秋に発売を予定している新型「アコード」を発表した。

　新型アコードのパワートレーンは、1.5リッターと2.0リッターの2種類の直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンに加えて、第3世代となるハイブリッドシステム「SPORT HYBRID（スポーツ ハイブリッド） i-MMD」を用意。

　最高出力192HPを発生する1.5リッター直噴ターボエンジンはCVTとの組み合わせで、従来モデルの2.4リッター自然吸気エンジンに比べて出力を向上しながら燃費性能を向上。

　一方、2.0リッター直噴ターボエンジンは独自開発の10速ATを組み合わせ、従来モデルのV型6気筒 3.5リッターエンジンと同等の発進加速性能を実現しながら燃費性能を向上させたとしている。なお、1.5リッター、2.0リッターともにSport（スポーツ）グレードには6速MTを用意する。

2.0リッター直噴ターボエンジンと10速AT

　第3世代のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」は、よりコンパクトになったインテリジェント・パワー・ユニット（IPU）を後席フロア下に搭載することで、ガソリン車と変わらないトランクスペースと6：4の後席分割可倒を実現させたという。

北米向け新型「アコード」

　エクステリアは、従来モデルよりも約0.4インチ幅広く、約0.6インチ低くなったワイド＆ローのプロポーションを採用。短縮されたフロントオーバーハングと長く低いボンネットにより、スポーティでプレミアム感あふれるデザインを実現。インテリアはホイールベースの延長により2インチ拡大された後席足下スペースによる車内空間と、ソフトタッチ素材などによる高品質・高質感インテリアを特徴とする。

北米向け新型「アコード」のインテリア

　さらに、渋滞追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール（ACC）や車線維持支援システム（LKAS）、標識認識機能などを含む、安全運転支援システム「Honda SENSING（ホンダ センシング）」を全グレードに標準装備した。

　北米向け新型アコードは、ハイブリッドを含めて全て米国・オハイオ州メアリズビル工場で生産される。