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【鈴鹿8耐 2017】3連覇に向け21号車ヤマハ ファクトリー 中須賀選手がポールポジション獲得
決勝は7月30日11時30分スタート。2番手は12号車ヨシムラ、3番手は11号車カワサキ
2017年7月30日 00:35
- 2017年7月27日~30日 開催
7月29日、三重県・鈴鹿サーキットで鈴鹿8耐「2016-2017 FIM世界耐久選手権最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回記念大会」の最終予選「トップ10トライアル」が行なわれ、21号車ヤマハ ファクトリー レーシング チームの中須賀選手が2分06秒038でポールポジションを獲得した。
2番手は12号車ヨシムラ スズキMOTULレーシング、3番手は11号車Kawasaki Team GREENだった。
鈴鹿8耐の決勝レースは7月30日11時30分にスタートする。
津田選手、チームメイト ロウズ選手の決死のアタックも届かず
鈴鹿8耐のトップ10トライアルは、決勝レースにおける上位のスターティンググリッドを決める最後の予選。7月28日の予選結果で上位10以内に入ったチームのライダー各2人が順に出走し、1台きりで1周のみのタイムアタックに挑む。
“最速”のターゲットタイムは、2015年にポル・エスパルガロ選手が記録した2分06秒フラット。ポールポジション獲得にこだわっていた中須賀選手は、前日の予選トップだった21号車ヤマハ ファクトリー レーシング チームの1人目のライダーとして出走し、そのターゲットタイムに限りなく近い2分06秒038を記録してトップに立った。
その後、12号車ヨシムラ スズキMOTULレーシングの津田選手らが、途中のセクター通過タイムでは中須賀選手を上回るパフォーマンスを見せながらも、最後までタイムを詰め切れず。結局、中須賀選手が出したラップタイムで、21号車ヤマハ ファクトリー レーシング チームがポールポジションを獲得した。
トップ10トライアルの結果
1:21号車「ヤマハ ファクトリー レーシング チーム」
2:12号車「ヨシムラ スズキMOTULレーシング」
3:11号車「Kawasaki Team GREEN」
4:5号車「F.C.C.TSR Honda」
5:634号車「MuSASHi RT HARC-PRO.Honda」
6:7号車「YART-YAMAHA」
7:19号車「MORIWAKI MOTUL RACING」
8:25号車「Honda鈴鹿RacingTeam」
9:71号車「Team KAGAYAMA」
10:22号車「Satu HATI. Honda Team Asia」
トップ10トライアル、トップ3チームのライダーコメント
ポールポジション 21号車ヤマハ ファクトリー レーシング チーム
中須賀克行選手:今週、なかなか8耐らしい天候にならなかったけれど、今日のフリープラクティスが路面温度50度で、8耐(決勝レース)に近いコンディションで走れたのが良かった。3年目を迎えたマシンの状態も非常に良く、3人のライダーの誰がスーパーポール(トップ10トライアル)に出てもいいタイムを出せる状態にある。明日はどういう天候になるかわからないが、まずは優勝を目指して頑張りたい。
(ロウズ選手とレオン選手が、中須賀選手が2分06秒フラットのタイムを更新できるか賭けをしたということを聞いて)なんて奴らだ(笑)。レコードは更新できなかったけれど、3年連続のポールポジションということでチーム全体の士気も上がるし、自分たちも明日につながるいい予選になった。ポールも大事ですけど、とにかく明日が一番大事なレースになるので、そこに集中して3人力を合わせて頑張ります。
アレックス・ロウズ選手:ファンタスティックなサーキットをいいタイヤで走ることができて、予選のラップは楽しめた。自分は最後のセクターのタイムが残念だったが、中須賀サンが素晴らしいタイムを記録したのでよかった。3人ともラップタイムは近いし、バイクは乗りやすく、コンスタントに走れると思うので、明日は楽しみ。8時間なので今日とはまた別のレースになるが、ベストを尽くしたい。
マイケル・ファン・デル・マーク選手:今日はとてもいい日だった。2人が本当によく走ってくれた。バイクのパフォーマンスも、自分たちのパフォーマンスもよくて、コンスタントなラップタイムを刻めているので、安心して明日のレースに臨める。明日は3人一緒に頑張りたい。
2番手 12号車ヨシムラ スズキMOTULレーシング
津田拓也選手:スーパーポールは自分の速さ、チームの速さを世界にアピールするのにすごくいいチャンスだった。新しいGSX-Rをアピールする場でもあったので、2位ではあったけれども、全力を出し切れたのでアピールできたと思う。明日はみんなで力を合わせて走るレースに変わっていく。これに合わせてテストをこなしてきたので、自信をもってライバルに立ち向かっていけると信じている。