ニュース

デンソー、半導体IP設計の新会社「エヌエスアイテクス」設立

自動運転用半導体のキー技術を開発・設計

2017年8月8日 発表

 デンソーは8月8日、自動運転用半導体のキー技術となる半導体IPの開発・設計を行なう新会社「株式会社エヌエスアイテクス(英文名:NSITEXE,Inc.)」を設立すると発表した。設立予定日は9月。

 今回設立する新会社は、各種センサーや車外から入手した周辺環境の膨大な情報を高速かつ効率的に処理し、最適なクルマの動作を判断する新しいアーキテクチャーの次世代プロセッサーを開発。開発したプロセッサーは半導体IPとして車載用マイコンやSoCのメーカーへライセンス販売する。

 車両に搭載される環境、安心・安全を中心とする技術の多くは、多数の半導体を車載して高度な電子制御が行なわれており、ADASや自動運転を中心とした次世代自動車に向けた技術開発が進むなか、さらに増加していくことが見込まれているとのこと。特に、自動運転の時代には、センサーや車外からの通信により入手したクルマの周辺環境に関する膨大な情報を高速処理で把握して、自動走行に必要な判断処理ができる消費電力の少ない高性能半導体が必要になるとしている。