デンソー、富士通テンをグループ会社化へ

　デンソー、富士通、トヨタ自動車の3社は9月9日、3社が出資する富士通テンについて、デンソーが富士通テンをグループ会社とするために、資本構成の変更に向けた検討を始めることに基本合意したと発表した。

　今回の基本合意では、現在の資本構成であるデンソー10％、富士通55％、トヨタ35％から、デンソー51％、富士通14％、トヨタ35％に変更することを検討する。

　デンソーは富士通テンをグループ会社として、両社の持つ車載ECUやミリ波レーダー、高度運転支援・自動運転技術および電子基盤技術の開発などにおける一層の協力関係の強化を目指す。

　富士通テンはデンソーグループの一員となって両社の強みを活かすとともに、引き続き富士通グループとの間でICT分野における連携を推進。これにより、高度運転支援・自動運転技術および電子基盤技術の開発を強化し、「つながる車載情報機器・サービスを提供・提案するシステムメーカー」を目指すとしている。

　今後、具体的な検討を進めて、2016年度内を目途に最終的な契約の締結を目指すとしている。