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スズキ、コンパクトSUV「e-SURVIVOR」など世界初出展車両多数の東京モーターショー2017出展概要

出展総台数30台のうち、4輪車10台、2輪車2台がワールドプレミア

2017年9月22日 発表

「e-SURVIVOR」

 スズキは、10月25日~11月5日(プレスデー:10月25日~26日、一般公開日:10月27日~11月5日)に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「第45回東京モーターショー2017」の出展概要を発表した。

 今回のスズキブースは「“ワクワク”を、誰でも、どこへでも」をテーマに、2020年に創立100周年を迎えるスズキが次の100年に向けて、小さなクルマがもたらす「走る喜び」「使う楽しみ」「持つ幸せ」を表現。「アウドトア」「スポーツ」「ライフ」のテーマ別に、4輪や2輪に加えセニアカーや大型船外機などを展示する。

 メインステージでは、大型LEDモニターを設置して大画面での映像演出を交え、未来のコンパクトSUV「e-SURVIVOR(イー・サバイバー)」、軽ハイトワゴン「SPACIA CONCEPT(スペーシア コンセプト)」、クロスオーバーワゴンベースのアウトドアモデル「XBEE OUTDOOR ADVENTURE(クロスビー アウトドア アドベンチャー)」を紹介。

 4輪サブステージでは、迫力と存在感のあるスタイルを目指したという軽ハイトワゴン「SPACIA CUSTOM CONCEPT(スペーシア カスタム コンセプト)」と、クロスオーバーワゴンベースのストリートモデル「XBEE STREET ADVENTURE(クロスビー ストリート アドベンチャー)」を紹介するほか、軽トラいちコーナーでは、軽トラックの「キャリイ」をベースに女性が軽トラ市に参加するという設定の車両を紹介する。

 また、2輪サブステージでは、伝統的な外観を取り入れた「SV650X」、スーパースポーツモデル「GSX-R125」、スタンダードスクーター「SWISH(スウィッシュ)」を紹介する。

e-SURVIVOR(世界初出展、参考出品車)

e-SURVIVOR

「ジムニー」「エスクード」が持つスズキのコンパクトSUVの魅力を継承した、次の時代に向けて提案する未来のコンパクトSUV。ラダーフレームと軽量・コンパクトボディによるスズキのSUVの走破性はそのままに、前軸と後軸それぞれに2個ずつ配置した4つのモーターが生み出す4輪独立駆動により、路面状態や走行状況に応じた駆動力制御と従来の4WDにはない機動性を実現。常に変化する路面の状況や車両の情報をドライバーに伝える新しいユーザーインターフェースと最新の運転支援機能で、さまざまな状況下での走る楽しさとさらなる安心を提供するとしている。

2シーターのオープンボディで、ボディカラーに透明感のある白を採用。ボディサイズは3460×1645×1655mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2300mm
インテリアのイメージ
運転モードの切り替えに応じて色が変化する照明を採用。エクステリアの照明も連動して色が変化する
イメージスケッチ

SPACIA CONCEPT(世界初出展、参考出品車)

「SPACIA CONCEPT」

 低床で広い室内空間、使い勝手がよい後席両側スライドドアの軽ハイトワゴン「スペーシア」のコンセプトモデル。マイルドハイブリッドのほか、前方の「デュアルセンサーブレーキサポート」に加えて後方の衝突被害軽減を図る「後退時ブレーキサポート」を採用。さらに、安全運転支援として「フロントガラス投影式ヘッドアップティスプレイ」を搭載して、車速などのほかにデュアルセンサーブレーキサポートの警告表示などをフロントウィンドウにカラーで表示する。

 また、内外装にスーツケースをモチーフにしたデザインを取り入れ、毎日の運転も休日の外出も、家族や仲間と楽しく使える「わくわく」や「楽しさ」を感じる軽ハイトワゴンの新たな提案としている。

水色のボディカラーにホワイトルーフを組み合わせた2トーンカラーやルーフレールの採用で、「わくわく」や「楽しさ」を演出。ボディサイズは3395×1475×1800mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2460mm
インテリアは、アクセントカラーやデニム調のシートで遊び心をプラス

SPACIA CUSTOM CONCEPT(世界初出展、参考出品車)

「SPACIA CUSTOM CONCEPT」

 ターボエンジンとマイルドハイブリッドを組み合わせて力強い走りと燃費性能を両立したほか、衝突被害軽減システムのデュアルセンサーブレーキサポートと後退時ブレーキサポート、フロントガラス投影型ヘッドアップディスプレイを搭載して安全にも配慮。エクステリアは、大型フロントメッキグリルやLEDヘッドライトを用いて精悍で迫力のあるデザインにするとともに、ワイド感を強調するアンダーグリルやLED加飾、存在感を高めるサイドアンダースポイラーやリアバンパーを採用。軽ハイトワゴンの使い勝手のよさに、ラグジュアリーでゴージャスなデザインを組み合わせたとしている。

ホワイトのボディカラーにブラックルーフを組み合わせた2トーンカラーを採用し、ブラックメッキ調に仕上げたパーツで存在感を際立たせた。ボディサイズは3395×1475×1785mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2460mm
黒を基調としたインテリアは、ブラックメタリックのパネルや光沢のあるシルバー加飾、合皮を用いたシート表皮などを採用

XBEE(世界初出展、参考出品車)

「XBEE」

 広い室内のワゴンとSUVを融合させた小型クロスオーバーワゴンで、直列3気筒 1.0リッターターボエンジンを搭載。前方と後方の衝突被害軽減ブレーキを採用するとともに、4WDモデルでは多彩な走行モードを装備した。コンパクトサイズでも大人5人がしっかり座れる室内空間を確保して、都会でオシャレに、レジャーでアクティブに、さまざまなライフスタイルに似合う個性的なデザインの小型クロスオーバーワゴンを提案するとしている。

個性的なデザインの小型クロスオーバーワゴン。ボディサイズは3760×1670×1705mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2435mm
インテリアは多彩なシートアレンジが可能
ラゲッジルームは汚れを拭き取りやすい素材を採用

XBEE OUTDOOR ADVENTURE(世界初出展、参考出品車)

「XBEE OUTDOOR ADVENTURE」

 クロスビーのアウトドアシーンにフィットする魅力を高めたコンセプトモデル。内外装の各所にウッド調デカールや金属調シルバー塗装アイテムなどを採用し、自然に溶け込む上質感のある印象とした。ラゲッジルームには樹脂製ラゲッジボードを搭載したほか、ラゲッジフロアには着脱可能な大型の樹脂ラゲッジボックスを採用するなど、アウトドアシーンでの使い勝手を高めている。

インストルメントパネルにウッド調デカールを施し、エアコンルーバーなどに高輝度な金属調シルバー塗装のアクセントを追加したインテリア
シートは2色のブラウンの合皮とヘリンボーン柄のファブリックを組み合わせ、温かみのある上質な印象とした

XBEE STREET ADVENTURE(世界初出店、参考出品車)

「XBEE STREET ADVENTURE」

 クロスビーの都会での使用シーンにフィットする魅力を高めたコンセプトモデル。グレーのボディカラーにホワイトルーフを組み合わせ、フロントバンパー、ドア、アルミホイールにイエローアクセントを施した3トーンカラーを採用。輝度が高い金属調シルバー塗装のバンパーガーニッシュと、深みのあるダーク調のヘッドライトリムを加え、個性的で存在感のあるエクステリアとした。

インストルメントパネルなどにマップ状のグラフィックを施したほか、各所にイエローアクセントを追加
イエローと艶のあるブラックのアクセントを効かせたシートは、メランジのメイン材にクロスビーのロゴをプリント

キャリイ軽トラいちコンセプト(世界初出展、参考出品車)

「キャリイ軽トラいちコンセプト」

「普段は店舗で新鮮な野菜や果物を素材にスムージーを販売している女性が、お店を飛び出し軽トラ市に出店する」という設定のコンセプトモデル。軽トラックのキャリイをベースにキャビンスペースを後方に拡大させて、ゆったりとした乗車空間と買い物かごも収納できる大きなスペースをシート後方に確保。キャビンバックには充電ソケットや災害時などに役立つ給電ソケットを設置したほか、安全運転支援として運転席前に小型カメラを装備するなど、仕事専用車ではなく毎日の移動やレジャーにも使用できるようなアイテムを採用している。

荷台には商品の展示や陳列が簡単かつきれいにできるボックスや引き出しを採用。上下に可動する荷台カバーには太陽電池や日よけタープを内蔵した

SV650X(世界初出展、参考出品車)

「SV650X」

 現代の最新技術を用いたエンジンや車体に、伝統的な外観を取り入れた“ネオレトロ”と呼ばれるカテゴリーのコンセプトモデル。モーターサイクルショー2016に出展された「SV650 ラリーコンセプト」の進化形となるSV650Xは、4ストローク水冷4サイクルV型 645cm3エンジンを搭載。ビキニカウルやセパレートハンドルといった伝統的なスポーツカスタムを取り入れている。

ヘッドライト
シート

SWISH(世界初出展、参考出品車)

「SWISH」

 市街地での取りまわしのよさと快適な運動性を求めるユーザーや、通勤にスクーターを使用するユーザーに向け、軽量かつ高効率な新型の4ストローク空冷単気筒 124cm3エンジンを搭載。ボディマウントヘッドライトを採用したエクステリアデザインや、導光帯式LEDポジションランプ、導光帯式LEDテールランプ、フルデジタルメーター、USBソケットを装備して、スクーターを乗り継いだ大人も納得する上質感を持ったスタンダードスクーターを提案するとしている。

フロントの給油口とフロア下タンクの採用で、シート下のスペースを拡大している

GSX-R125(日本初出展、参考出品車)

「GSX-R125」

 GSX-Rシリーズの流れをくむフルサイズのスーパースポーツモデル。4ストローク水冷単気筒DOHC 124cm3エンジンを搭載して、6速トランスミッションを組み合わせる。17インチアルミキャストホイールや小型で軽量な2チャンネルABS、盗難防止に寄与するワン・アクション式シャッター付ステアリングロックを採用している。

ヘッドライト
メーター
走行イメージ

GSX-RR(参考出品車)

「GSX-RR」

 現在MotoGPクラスに参戦している車両も展示。水冷4サイクル並列4気筒DOHC 1000cm3エンジンを搭載して、V4エンジンを搭載したMotoGPマシン並のスリムな車体を実現している。

走行イメージ