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ヤマハ、200km/h以上でのサーキット走行を実現した「MOTOBOT Ver.2」東京モーターショー2017で世界初公開
前後2輪の4輪LMW「MWC-4」など計6モデルを世界初公開
2017年10月12日 14:14
- 2017年10月12日 発表
ヤマハ発動機は、10月25日~11月5日(プレスデー:10月25日~26日、一般公開日:10月27日~11月5日)に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「第45回東京モーターショー2017」で世界初披露のワールドプレミア6モデル、日本初披露のジャパンプレミア4モデルを展示すると発表。出展モデルの一部について明らかにした。
東京モーターショー2017のヤマハブースでは、2輪の参考出展車として概念検証実験機「MOTOROiD(モトロイド)」、2輪の技術展示として自律ライディングロボット「MOTOBOT Ver.2(モトボットバージョン2)」、4輪の参考出展車として4輪LMW(リーニング・マルチ・ホイール)「MWC-4(エムダブリュシーフォー)」をワールドプレミア。さらに電動アシスト自転車の参考出展車として“YPJシリーズ”の「YPJ-XC」「YPJ-ER」「YPJ-EC」「YPJ-TC」の4モデルを日本初披露する。
MOTOROiD(参考出展車 世界初披露)
参考出展車となるMOTOROiDは“新しい感動体験の創出”を目的に、知能化技術を使って「人とマシンが共響するパーソナルモビリティ」を目指す概念検証実験機。
「UNLEASHED PROTOTYPE(常識からの解放)」という開発コンセプトが与えられ、オーナーの存在を認識することでマシンが生きているように感じさせるインタラクション(相互作用)機能を搭載。チャレンジを行ないながら新しい価値を生み出す技術の獲得を目指すとしている。
MOTOBOT Ver.2(技術展示 世界初披露)
車両そのものには手を入れず、人間の車両操作にフォーカスして高速でのサーキット走行を可能にする自律ライディングロボット「MOTOBOT」の進化版となるMOTOBOT Ver.2。
「東京モーターショー2015」で初披露された「MOTOBOT Ver.1」と同じく、ヤマハのスポーツモデル「YZF-R1M」に乗車した姿勢で設定されたMOTOBOT Ver.2は、2017年の開発マイルストーンとして「200㎞/h以上でのサーキット走行」「MotoGPのトップライダー、バレンティーノ・ロッシ選手とのバトル」が設定されている。
MOTOBOTの開発で得たモーターサイクル技術とロボティクス技術を融合させる高度な要素技術や知見は、既存ビジネスの新たな価値創造、新規ビジネスの開拓に活かされるという。
MWC-4(参考出展車 世界初披露)
MWC-4は「ハーフサイズモビリティ」というコンセプトで開発され、ヤマハが“トリシティシリーズ”で市販化したLMW(リーニング・マルチ・ホイール)の技術を4輪車に発展させ、モビリティの可能性を広げる前後2輪の4輪LMW。
パワートレーンに「発電用エンジンを備えたモータードライブ」を採用し、LMWの姿勢制御技術を受け継いだ新感覚の走行フィーリングを実現。また、内外装のデザインには「モーターサイクルと楽器からインスパイアされたスタイリング」が与えられている。