ブリヂストンは、乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK REVO GZ（ブリザック レボ ジーゼット）」を9月1日より発売する。価格はオープンプライス。

　BLIZZAK REVO GZはBLIZZAK REVO2の後継モデルで、雪道はもちろんのこと、ドライ路面やウェット性能においても性能向上を果たした。特に氷上ブレーキ性能はREVO2と比べて12％、ウェットブレーキ性能は9％向上したと言う。

　主な特徴は、タイヤコンパウンドに従来のレボ発泡ゴムZに新素材「コンティニューミクロパウダー」を配合したレボ発泡ゴムGZを採用。これにより摩耗時における発泡ゴム内の気泡や水路が連結し、すべりの原因とされる氷上の水を排除し、グリップ力をアップ。

　また、サーモビジョンで雪道走行時におけるトレッド表面温度分布を調べたところ、トラクション時はタイヤのセンターからIN側の温度が上昇、コーナリング時はOUT側が上昇、ブレーキング時は両ショルダーが上昇したことが分かった。そこでタイヤパターンを非対称にし、タイヤのIN側では横溝を多く配置させ、主に雪上でのトラクション性能の向上、OUT側には大型のブロックを配置し、剛性を高めることで安定性の向上に成功。またショルダー部においてもサイプ密度を高め、ブレーキ時のエッジ効果と排水性能を上げている。

　その他、サイドウォールを左右非対称形状とした。これは同社のREGNOやPlayzでも採用しているもので、路面の段差やうねりなどから発生するふらつきを軽減したほか、直進安定性と応答性、不整路での車の安定性を高めた。同社でREVO2との比較テスト（ドライ路面）を行った結果、横ブレやハンドルの舵角修正の減少が実証されている。

　発売サイズは全75サイズ。すべてのサイズを9月1日に発売する。なお、サイズは以下のとおり。

REVO GZサイズ一覧