パナソニック オートモーティブシステムズは、地上デジタルTVチューナー内蔵7V型ワイドタッチパネルHDD/DVD/CD内蔵カーナビゲーションシステム「ストラーダ Fクラス CN-HX3000D」を9月10日から発売する。価格は36万5400円。

　CN-HX3000Dは、タッチパネル式で7V型ワイドXGA液晶パネル(1280×720ピクセル)を搭載したHDD（80GB）カーナビで、地上デジタル放送のほか、別売りのBlu-ray Discプレーヤーを接続すればBlu-ray Discをハイビジョン画質で表示できる。高輝度白色LEDバックライトと光学シート構成の最適化により、運転席や助手席から見る際の明るさを従来モデルに比べて約50％アップ、色再現性に関しても約30％向上した。

　AV機能としては、音楽CDをHDDに録音する際に「標準」と「Hi-bit録音モード」の選択が可能で、後者を選ぶとより音源に近い音質を楽しめる。高精度音響DSPを採用し、MP3/AACなどの非可逆圧縮形式データで欠落した帯域をリアルタイムで解析することで、特に高音域で違和感のない高音質再生を実現したと言う。4スピーカーでも5.1ch相当の音響効果を楽しめるSRS CS Auto Deluxeや5.1chサラウンドプロセッサも内蔵する。

　また、iPodの接続ケーブルも付属し、カーナビ本体からコントロールや充電ができるほか、iPodアルバムアートワーク（iPod classic、第3世代のiPod nanoを除く）やiPhone 3Gにも対応する。そのほか、Bluetooth機能を有しており、音楽データのワイヤレス再生や携帯電話のハンズフリー通話も可能。

　地上デジタル放送の受信には4チューナー×4アンテナによるキャリアダイバーシティ方式を採用し、従来モデルに比べて受信可能範囲は約1.4倍、高速走行時の受信性能は約2倍に向上したとしている。

　同社は2007年にストラーダユーザー向けコンテンツ「おでかけストラーダ」を開設しており、GoogleマップやYahoo!JAPAN提供の路線・地図アプリから取得したデータを、Bluetooth機能を利用した無線通信やSDカードを使ってカーナビ本体に転送することで、目的地に設定することもできる。

　本体サイズは178×188×50mm（幅×奥行×高さ）で、モニターサイズは155×87×178mm（幅×高さ×対角）。本体の重量は1.9kg、モニターの重量は2.4kg。