NEXCO中日本、東名復旧工事に貢献した9社に感謝状

NEXCO中日本の矢野会長(中央)と参加業者の代表

2009年10月22日



 NEXCO中日本(中日本高速道路)は10月22日、8月に起きた東名高速道路崩落の復旧工事に貢献した業者9社に感謝状を贈呈した。

 8月11日、駿河湾沖を震源とする震度6の地震により、東名高速の牧ノ原地区で、道路を支える盛土が崩れ、通行止めとなったのは記憶に新しい。お盆休みが始まろうという時期に列島の大動脈が通行止めになれば、経済社会のさまざまなところに影響を及ぼすことは必至だった。

 しかしNEXCO中日本は早急に対策を講じ、13日には下り線、16日には上り線の通行止めを解除することに成功した。40mもの路面が崩落したことを考えれば、通行止めは最小限に食い止められたと言えるだろう。

 この迅速な対応は、NEXCO中日本から緊急応援要請を受けた業者が、崩落防止のための土のう設置、鋼矢板打設や、路面の段差の修正、盛土や舗装の復旧といった作業を迅速に行ったために可能となったもの。

 同高速の崩落区間については、現在も委員会で対策が検討されているところだが、NEXCO中日本は応急復旧作業への貢献を称えることとした。

 22日、NEXCO中日本 東京支社で、同社の矢野弘典 代表取締役会長が、作業に参加した大林組、清水建設、大豊建設、みらい建設工業、フジタ、東洋建設、奥村組土木興業、大林道路、五光建設の代表に、それぞれ感謝状と記念品を手渡した。

矢野会長が各社代表に感謝状と記念品を手渡した

(編集部:田中真一郎)
2009年 10月 22日