レクサス（トヨタ自動車）は8月25日、「GS」「IS」「RX」の特別仕様車「Art Works」を発売した。

　同ブランドの開業5周年に送り出す特別仕様車。「Color of Time（時間という彩り）」をコンセプトとして、時間帯毎の光の色の変化を、内外装のカラーコーディネートで表現した。デザインにはスペインのデザイナーデュオ「Stone Designs」を起用している。

　なお、8月27日から全国11カ所で、Art Works車両展示イベント「LEXUS Art Works キャラバン」を開催する。会場には車両のほか、洋菓子の国際大会「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ2010」で日本人初の世界一に輝いたパティシエによる、マカロンを使ったカラフルなオブジェを展示。さらにパソコンや携帯電話でオリジナルのカラーアートを作成できる「レクサスオリジナルカラーアプリ」を体験できる。会場やスケジュール等はArt Worksスペシャルサイトで確認されたい。

■GS
　GSは「夕暮れ」をテーマとしたカラーコーディネートが施される。ベース車両はハイブリッドパワートレーンの「450h」と、V型6気筒3.5リッターの「350」。450hは2WD（FR）のみ、、350には2WD（FR）と4WDが用意される。価格は450hが689万円、350の2WDが578万円、4WDが613万円。

　内装にはテンダーブラウンとテンダーオレンジの本革シート、バーズアイメープル（ミディアムブラウン）のカラードコンソールアッパーパネル、テンダーブラウンのスカッフプレートを装備するほか、本革ステアリングのステッチをテンダーオレンジとした。

　外装には専用カラードグリル（ブラッククリア）と専用ストライプテープを装備。色はホワイトパールクリスタルシャインとスターライトブラックガラスフレーク、プレミアムシルバーが用意される。また4WDモデル以外にはミディアムグレー＆ブラックのカラードアルミホイールが装備される。

　450hベースの場合、アクティブスタビライザーサスペンションシステムやプリクラッシュセーフティシステム電動リアサンシェードが省かれ、ランフラットタイヤが通常のタイヤになる。

　350は、アクティブスタビライザーサスペンションシステムやプリクラッシュセーフティシステムに加えナビ協調機能付き減衰力制御サスペンションが省かれる。

　またどちらも、ドアミラーがメモリー機能付になり、ワイパーが雨滴感知式オートから時間調整式間欠となる。

■RX
　RXは「真昼の日射し」をテーマとする。ベース車両はV型6気筒3.5リッターの「350」と、直列4気筒2.7リッターの「270」で、350には2WD（FF）と4WDが用意され、270は2WD（FF）のみとなる。価格は350の2WDが460万円、4WDが485万円、270が425万円。

　内装にはカームレッドとカームベージュ、カームグレーのシートとトリムを採用。カラードコンソールアッパーパネルをブラッククリアに、スカッフプレートをカームレッドに、本革ステアリングのステッチをカームレッドとした。

　外装には専用カラードグリル（ブラッククリア）と専用ストライプテープを装備。色はホワイトパールクリスタルシャインとスターライトブラックガラスフレーク、シルバーマイカメタリックが用意される。

　アルミホイールはベース車と同じくミディアムグレーだが、サイズが18インチから19インチになる。

　350はベース車のVDIMがS-VSCになり、ルームミラーが自動防眩からマニュアルになる。また、インテリジェントAFSとカードキー、AC100V電源が省かれる。

■IS
　ISは「朝の光」をテーマとする。ベース車両はV型6気筒2.5リッターの「250」で、2WD（FR）と4WDが用意される。価格は2WDが398万円、4WDが440万円。

　内装にはフレッシュブルーとフレッシュターコイズ、フレッシュグレーのシートとトリムを採用。カラードコンソールアッパーパネルはクールホワイトパールクリスタルシャイン、スカッフプレートはフレッシュブルーとなり、フレッシュブルーの本革ステアリングにはターコイズのステッチが施される。

　外装には専用カラードグリル（ブラッククリア）と専用ストライプテープを装備。色はホワイトパールクリスタルシャインとスターライトブラックガラスフレーク、シルバーマイカメタリックが用意される。

　アルミホイールがミディアムグレーとなるが、サイズはベース車ではオプションの17インチとなる。

　このほか、ルームミラーが自動防眩からマニュアルに、スピーカー数が13から8になる。