ソニー損保は1月14日、「新成人のカーライフ意識調査2011」を発表した。同社が2010年12月22日～12月28日に、新成人（1990年4月2日～1991年4月1日生まれ）男女性500名ずつに、カーライフ意識調査をインターネットリサーチしたもの。有効回答数は1000名。

■クルマへの意識は地方と都市に開き
　これによると、調査対象のうち自動車運転免許を持っているのは51.8％で、男性が54.8％、女性が48.8％。地方に住む男性の59.3％が所持している一方で、都市部の女性は32.7％にとどまる。また、免許の取得予定がない回答が25.2％に上った。

　免許所持車518名のうち、自分のクルマを持っているのは28.2％。こちらもやはり地方のほうが所有率が高く、地方居住者は31％が所持しているのに対し、都市部は12.8％しかいない。

　同じく全回答者に「“若者の車離れ”とは自分自身のことだ」と質問したところ、「あてはまる」が31.9％、「あてはまらない」が39.9％、「どちらともいえない」が28.8％になった。

　ここでも都市部と地方の開きがあり、都市部では「あてはまる」40.3％、「あてはまらない」29％だが、地方は「あてはまる」29.5%、「あてはまらない」42.2%と逆転している。

　しかし、「同年代で車を所有している人はカッコイイと思う」のが全体で45.8％、都市部49.3％、地方部48.3％となっており、こちらは都市と地方の違いは見られない。

　また、「車を所有する経済的な余裕がない」は全体で70％、都市部で77.4％、地方で67.9％と、全体的に経済問題がクルマの所有を妨げていることが分かる。

■欲しいクルマは経済性を重視も、男子はBMWが好き
　全回答者に「あなたにとってのクルマの価値」を聞いたところ、「単なる移動手段としての道具」が60.3％、「家族･友人･恋人などとの時間に楽しみをもたらすもの」が18.3％、「運転することそのものを楽しむもの」が17.5%となった。

　免許を取得している、あるいは取得する予定がある回答者998名に、購入したいクルマについて質問したところ、「新車」が30％、「中古車」が29.2％、「わからない」が30.7％、「購入する予定がない」が10.1％となった。

　購入意思がある回答者に、クルマ選びのポイントを聞いたところ、「価格」72.6％、「デザイン」62.5％、「燃費」49.8％と、ここでも経済的なファクターが占める割合が大きい。

　購入したいクルマは「日産 キューブ」23％、「BMW」19.8％、「トヨタ パッソ」18.8％。男女別では、男性は「BMW」24％、「トヨタ プリウス」21.1％、「レクサス」17％。女性は「パッソ」32.8％、「キューブ」31.7％、「マーチ」28.4％となっている。

　また、一緒にドライブに行きたい新成人は「北乃きい」（31.2％）、「三浦春馬」（27.9％）、「エマ・ワトソン」（23.5％）となった。