開通前の新東名をレーシングマシンが走った「東富士ハイウェイパーク2011」 |
イベント開催場所。新東名の中でも最も早く開通する区間 |
開通前の新東名高速道路(第二東名高速道路)を使ったウォーキングイベント「東富士ハイウェイパーク2011」が8月13日静岡県御殿場市・裾野市・小山町で開催された。新東名は東名高速道路と併走する形でNEXCO中日本(中日本高速道路)が現在建設中の高速道路。御殿場JCT(ジャンクション)~引佐JCT間が、その中でも最も早い2012年度開通予定となっており、今回イベントが行われた場所はその御殿場寄りの区間となる。
イベントは、開通前の新東名を歩くというものだが、地元御殿場市、裾野市、小山町の各首長が実行委員となり全面協力している。そのため、その3市町と関連する団体である富士スピードウェイ、トヨタ自動車、陸上自衛隊などが開催に協力しており、開通前の高速道路本線上で車両のパレードやレーシングマシンのデモランなどが行われた。
ウォーキングイベントの反対車線を使用して開催したパレードに続きデモランを行った主なレーシングマシンは、中嶋一貴選手がドライブするSUPER GT500車両「LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S SC430」と、石浦宏明選手がドライブするフォーミュラー・ニッポン参戦車両「Team KYGNUS SUNOCO」の2台。
デモラン実施前には、パレードに参加した自衛隊車両を統括する陸上自衛隊 山本洋富士学校長がレーシングマシンを興味深く眺めており、山本校長に対して富士スピードウェイ 加藤裕明社長がGT500マシンの解説などを行っていた。
パレード前に、レーシングマシンを眺める陸上自衛隊 山本洋富士学校長(右)。加藤富士スピードウェイ社長(左)がマシンの解説を行っていた。「機能に徹した車両のため大変興味深い」(山本校長)とのこと |
デモラン走行後、各選手に感想を聞いてみた。中嶋選手は「タイヤが暖まってなかったので、やや控えた」と言いつつも、スタッフから「路面にブラックマークが残っていたよ」との突っ込みを受け、石浦選手は「高速道路をこんなに速く走ってもいいのかな」と思いながらアクセルを踏んだと語っていた。
トンネル内でパレードの出発を待つ車両 | パレードは3首長の乗ったオープンカーを先頭に開始 | 消防車両、警察車両、自衛隊車両など働くクルマが続いた |
働くクルマの後ろには、各種のスポーツカーやクラシックカーが続いた | パレードを撮影中の中嶋一貴選手 | パレードを見送る石浦宏明選手 |
デモランの準備を行う中嶋選手 | 軽くブラックマークを残しながら走るGT500マシン |
石浦選手はフォーミュラ・ニッポン車両をドライブ |
開通へ向け建設中の新東名だが、今後もウォーキングイベントやマラソン大会、自転車レースなどさまざまなイベントが予定されている。これらのイベントに興味のある方は「新東名関連イベントポータルWebサイト」(http://www.shizuoka-shintomei.net/)を参照してほしい。
(編集部:谷川 潔)
2011年 8月 16日