独ダイムラーは3月1日（現地時間）、ジュネーブモーターショー（一般公開:3月8日～18日）で「スマート電気自動車（スマート フォーツー エレクトリックドライブ）」のブラバス仕様を公開すると発表した。

　ブラバス仕様のスマートEVは、ブラックのボディーカラーを基調に、衝突安全性を確保するフレーム「トリディオンセーフティセル」を鮮やかなエレクトリックグリーンとした。また、スポーツサスペンションにより車高を10mm下げたほか、フロント16インチ/リア17インチの「モノブロック VII アルミホイール」、専用フロントバンパーとディフューザー部に2つのリフレクターを備えたリアバンパーなどを装着し、スポーティさを高めている。

　パワーユニットは、ベースのスマートEVが最高出力30kW、最大トルク120Nmのモーターなのに対し、60kW/135Nmを発生するモーターに変更している。

　インテリアカラーはボディーカラーと同様にブラックをベースとし、インストルメントパネルの一部やドアトリム、シフトゲートなどにエレクトリックグリーンの加飾を施す。また、レザーシートやステンレス製のペダルカバーなどを備える。

　ジュネーブショーではこのほか、ブラバス仕様の電動自転車「スマート ebike」も公開。こちらもカラーリングはブラックを基調とし、サドルやグリップをエレクトリックグリーンにすることで、スマートEVとの共通性を持たせている。

　前輪には4ピストンブレーキシステムを奢るほか、マットブラックの4本スポークホイールはカーボン製としている。最高速は45km/h。2012年末の販売を予定する。

スマート ebike