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4月14日開通目前、新東名高速 NEOPASA(ネオパーサ)浜松内覧会
上りにはヤマハの、下りにはローランドのミュージック・スポット設置

NEOPASA浜松

2012年4月14日15時開通



 4月14日15時にいよいよ新東名高速道路の御殿場JCT(ジャンクション)〜三ヶ日JCT間が開通する。それに先立ち、新しくできるSA(サービスエリア)「NEOPASA(ネオパーサ)浜松」が4月8日、地元住民と報道陣に公開されたのでその様子をお伝えしよう。

 新東名高速の新開通区間には4つのSAと6つのPA(パーキングエリア)が設置される。その最も西に位置するのがNEOPASA浜松だ。コンセプトは「音のある風景」。

 浜松を中心とする静岡県西部を代表するものと言えば「うなぎ」「オートバイ」などもあるが、ヤマハ、河合楽器、ローランドなどの楽器メーカーが集まり、楽器の生産地としても有名だ。NEOPASA浜松は楽器の街、浜松にふさわしく「音のある風景」をコンセプトとし、建物はピアノの鍵盤をイメージしたデザインを採用。館内にはミュージック・スポットが設置されている。

 NEOPASAのネーミングは新しさを表現するNEO、パーキングエリアのPA、サービスエリアのSAを組み合わせている。近年オープンするサービスエリアは規模の拡大、設備の充実に加え多くの新しい試みが見られる。NEOPASA浜松ではミュージック・スポットに加え、ドッグラン、ドッグカフェ、コインシャワー、コインランドリー、コインマッサージチェアーなども設置されている。

 NEOPASA浜松は浜松駅から北へ約16km、下りは浜松市北区都田町、上りは浜松市浜北区大平に位置し、近くには「はままつフルーツパーク」「浜松カントリークラブ」などがある。平行して走る現在の東名高速からはおよそ10km北側となる。

 NEOPASA浜松の規模を確認してみよう。下りはエリア総面積15万2000m2、上り線は15万m2。東名高速 海老名SA(上り)の面積6300m2と比べると規模の差は歴然としている。商業施設の延床面積は上下線とも3400m2、駐車台数は大型94台、小型92台、女性用トイレの数は下り62、上り60となっている。

西に向かって左側が下り、右側が上りのNEOPASA浜松 上りは黒い建物にピアノの鍵盤のイメージ 下りは白い建物にピアノの鍵盤のイメージ
正面以外もピアノのイメージとなっている 下りのNEOPASA浜松から上り線のNEOPASA浜松を見ると、黒い建物がピアノっぽく見える
建物を挟んで、左側が小型車、右側が大型車の駐車場 ヘリポートも設置されている

 新たな試みで目を引くのはミュージック・スポットだ。浜松は天竜川で運ばれる木材を活かし、古くから木材加工で発展し、世界を代表する楽器製造の街となった。ヤマハ、河合楽器、ローランドといった有名メーカーだけでなく、ハーモニカなどの教育楽器を製造するメーカーなど中小の楽器メーカーが点在し、浜松駅の新幹線改札の中にもヤマハ、河合楽器の展示ブースが設置されている。

浜松駅構内のヤマハと河合楽器の展示ブース

 NEOPASA浜松では、下りにローランド、上りにヤマハのミュージック・スポットが設置された。下りのミュージック・スポットに設置されたローランドの楽器は、来場者が試奏することも可能だ。上りのミュージック・スポットにはヤマハの自動演奏ピアノが設置され、イベントがないときでもピアノの生演奏を楽しむことができる。

下りのミュージック・スポットに設置されたローランドの楽器
試奏することができるローランドの楽器
上りには自動演奏対応のヤマハ製ピアノ 下りには造形作家、夢童由里子氏の「風の童子」象が設置されている

 今回の内覧会では中日本高速道路 東京支社関連事業部長の片岡慎一氏の挨拶に続き、下りのミュージック・スポットではゴダイゴのタケカワユキヒデ氏による演奏が行われ、ガンダーラ、モンキー・マジックなどのピットナンバーを聞くことができた。

挨拶する中日本高速道路 東京支社関連事業部長の片岡慎一氏 下りのミュージック・スポットで演奏するタケカワユキヒデ氏

 午後には上りのミュージック・スポットにピアニストの斎藤雅広氏が登場。コンサートで記録した映像と演奏データを使用して、映像に合わせて目の前に置かれたピアノが自動演奏を行う様子が披露され、その後斎藤雅広氏の生演奏も行われた。

上りのミュージック・スポットには斎藤雅広氏が登場 斎藤雅広氏の演奏する映像と同期して自動ピアノが演奏を行った 斎藤雅広氏の生演奏

 NEOPASA浜松には上下線ともドッグランとドッグカフェが設置されている。ドッグランは商業施設のすぐ横に設置され、ドッグカフェとは隣り合わせのレイアウトとなっている。下りはカフェ・ド・クリエ、上りは上島珈琲がドッグカフェを運営する。どちらの店舗も通常の喫茶スペースと別に仕切られたドッグカフェブースが設置されている。

上り、下りともドッグランが設置された
すぐとなりにはドッグカフェ 店内にはドッグフードなをも販売される

 NEOPASA浜松には「ぷらっとパーク」と呼ばれる、一般道側からサービスエリアの施設を利用できる駐車場が用意されている。既存のSAにも一般道側に駐車場が設置されている個所は存在するが、NEOPASA浜松では規模を拡大。下りは60台、上りは67台の駐車スペースを確保した。地元の方は高速を利用せずに食事や生演奏を楽しむことも可能だ。

下りのレイアウト。右下の駐車場がぷらっとパーク 上りのレイアウト。左上側の駐車場がぷらっとパーク
下り入り口 一般道からこの駐車場に駐めてサービスエリア内に入ることが可能 上り入り口

 次は施設内の設備を見てみよう。お弁当、おにぎり、おでんなどを販売する天神屋の店舗奥にはドライバーズスポットとしてコインシャワー(200円/10分)、コインマッサージチェアー(200円/10分)、リフレッシュコーナー(300円/時間)が設置されている。長距離ドライブの途中や夏の観光地からの帰宅途中でシャワーやマッサージでリフレッシュすることができそうだ。また、コインランドリー(洗濯機1回200円、乾燥機100円/30分)も用意されているので長距離トラックのドライバーなどには重宝されそうだ。

天神屋の店内奥にドライバーズスポットが設置されている コインマッサージは10分200円 マッサージチェアの左右に4つの小部屋が用意され豪華椅子でリフレッシュできる
シャワーは男女とも利用可能 コインシャワーは10分200円 コインランドリーは洗濯1回200円、乾燥機は30分100円

 小さなお子さんを連れて旅行される方に喜ばれそうなのが、ベビーコーナーとキッズコーナーだ。ベビーコーナーにはおむつ替えのスペースが用意され、電子レンジと調乳専用浄水給湯器が設置されている。部屋の奥には授乳室が個室で用意されている。

ベビーコーナーのおむつ替えのスペース 電子レンジと調乳専用浄水給湯器が設置されている
部屋の奥は授乳室 上りのベビーコーナーはキッズルームも見える

 キッズコーナーは小さなお子さんが遊べるスペースが用意され、すぐ隣にはキッズトイレがあり、子供用のトイレと洗面台が設置されている。

キッズコーナー 子供が遊べるスペース
すぐ隣は膝高さくらいの洗面台 男児用は極小サイズ
仕切が低く、大人は上から中が見える 上りのキッズコーナーと窓の向こうのベビーコーナー

 キッズトイレも充実しているが、大人用のトイレも充実している。特に女性用トイレは入り口に電光掲示板が用意され、各個室の空き状況が確認できる。各個室のドア横にはランプも設置され、一目でどの個室が空いているかを見つけられる仕組みだ。女性用トイレの洗面所は洗面台と別に化粧直しのパウダースペースが用意され、昔の公共トイレのイメージとはかけ離れた充実度となっている。

男子トイレの洗面台 トイレ内の様子 子供用のトイレもある
女性用のトイレは空き状況が入り口で分かる 使用と表示されているところは使用中 トイレ内もランプで表示され空き室がすぐに分かる
女性用も設備は男性用と同じ 女性用トイレにも男児用がある 洗面所のまわりにパウダースペース

 トイレの前には大型モニターによる情報ターミナルが設置され、道路情報などを確認できる。画面はタッチパネル式で、交通情報、気象情報などが選択表示できるほか、画面下にはau、docomo、Softbankの携帯電話をかざすと携帯電話に交通情報を表示する仕組みとなっている。

トイレ前に設置された情報ターミナル 携帯電話をかざすと道路情報を携帯電話で確認できる タッチパネル式で交通情報、気象情報などを選択できる
道路情報の表示例(試験表示)

 次は駐車スペースを見てみよう。新東名高速からNEOPASA浜松に入ると最初に目を引くのが大型の案内表示だ。小型車の駐車スペースに設置された案内表示には各レーンごとの混雑状況が表示されるので、混雑時に空いたスペースを探しやすくなりそうだ。大型車の駐車スペースには文字と絵でバス、トラックの表示位置や混雑状況を切り替えながら表示する案内表示が設置されている。

大型の案内板がいくつも設置されている 最初は大型、小型、ガソリンスタンドの確認 小型車のスペースには各レーンごとの状況が表示される
大型車のエリアはバス用、トラック用の混雑状況が文字と絵で表示される

 NEOPASA浜松はスマートICが設置され、ETC利用者は上下線とも高速道路の乗り降りが可能だ。他の設備としては、電気自動車用急速充電器やITSスポットも設置されている。

ETC専用の出口 こちらは出口 こちらは入り口
電気自動車用急速充電器 ITSスポット

 飲食店の紹介の前に新東名高速道路の本線とICを紹介しよう。NEOPASA浜松の内覧会を終え報道陣を乗せたバスはすぐ東側の浜松浜北ICまで本線を走行した。途中でバスを止め本線上での取材撮影も行われた。

 新東名高速道路の印象は道幅が広いこと。伊勢湾岸自動車道と同じで、従来の高速道路より安心して走行できそうだ。側面に設置された防音壁の透明度が高く、景色がよく見えることで圧迫感がなくなっている。短い区間の走行なので従来よりカーブがゆるやかになったことや勾配が減ったことなどはそれほど感じられなかった。舗装の下の構造も従来より強度が増していて、耐久性も高いとのこと。

NEOPASA浜松から東に向かうとすぐに浜松浜北ICがある(車内から撮影) 広々としていて安心して運転できそうだ
防音壁の透明度が高く、開放感がある この角度だと透明な板が取り付けられていることが分かる
184KP(キロポスト)表示の下に小さく「新東名」と書かれている 反対車線の表示装置。名古屋ICまで100km
浜松浜北ICの出口 非ETC車両用の料金収受を無人化。オペレータは複数の料金所を1個所で対応する


新東名 浜松浜北IC付近

 最後にNEOPASA浜松の各店舗を写真で紹介しよう。

NEOPASA浜松(下り)

ステーキの店 黒煉瓦(くろれんが)
浜松餃子とラーメン 浜北軒
浜名湖 うな濱(はま)
自家製麺うどん 天つるり
とんかつの名門 せんざん(高速初出店)
ハースブラウン(高速初出店)
天神屋ドライバーズスポット(高速初出店)
カフェ・ド・クリエ
遠鉄(えんてつ)マルシェ(高速初出店)
ミニストップ
鉄板焼 しもん(高速初出店)
とんくし亭(高速初出店)
浜松ぬくもりの森(高速初出店)

NEOPASA浜松(上り)

石松餃子(高速初出店)
肉つけうどん&丼ぶり はまきた食堂(高速初出店)
焼きスパ&カレー バルボア(高速初出店)
陳建一監修 中華の鉄人(高速初出店)
鶏三和
上島珈琲店
サンエトワール。上下線出店だがメニューは違うとのこと(高速初出店)
遠鉄(えんてつ)マルシェ、天神屋、ミニストップも上下線出店
串焼き じげん(高速初出店)
PECOLITA(ペコリータ) (高速初出店)

(奥川浩彦)
2012年 4月 9日