「第80回ル・マン24時間レース」フォトギャラリー

2012年6月10日~17日(現地時間)開催



 6月10日~17日(現地時間)の長丁場で行われた「第80回ル・マン24時間レース」。今年はトヨタ自動車のハイブリットマシン「TS030 HYBRID」、賞典外ながら出走を認められた日産自動車の高効率レーシングカー「Nissanデルタウィング」のほか、マツダが来年LMP2クラスに出場するチームにクリーンディーゼルエンジンを供給することを表明するなど、国内メーカーの多くの話題で盛り上がった。

 また、今年はアウディが2000年、2002年、2010年に続き1-2-3フィニッシュを達成し、その実力を見せつけた。

 そんな今年のル・マン24時間レースを写真で振り返りたい。

6月10日~12日
 10、11日は車検、12日はサイン会およびピットの様子。フリー走行から決勝レースまでスタート時は雨ながら走行中は晴れ、全体的に見ると今年のル・マン24時間レースはコンディションに恵まれた。

 今年は日本人で完走したのはブーツェン・ジニオン・レーシングの「オレカ03・ニッサン」(LMP2)のドライバーを務めた中野信二だけだったので、来年以降の日本人の活躍に期待したい。

6月13日
 16時~20時までフリー走行が、22時~24時まで予選(1回目)が行われた。

 Nissanデルタウィングは、その全体の形状もさることながら、リアウイングレスなのが特徴的。来年以降の動向が気になるところ。

6月14日
 予選2回目が19時~21時に、予選3回目が22時~24時に行われた。以下、その走行シーンを紹介。

6月15日
 この日はパレードが行われた。

 パレード中は残念ながら雨で、会場が例年と変わったこともあり、やや人の入りは少なかった。パレードではチームのTシャツやグッズなどを無料で配布(というか投げ込む)されたほか、パレードやダンスなども行われ、お祭りムードに包まれた。

6月16日、17日
 決勝レースは15時にスタート。スタート前の朝のウォームアップでは土砂降りだったものの、スタート時は晴天に恵まれた。

 決勝レースでは2台目のトヨタがリタイヤした際、スタッフが泣き崩れていたシーンが印象的だった。

 また、ゼッケン1の「アウディR18 e-tron クワトロ」(アウディスポーツ・チーム・ヨースト/LMP1)はフリー走行から決勝までノートラブルで、ドライバー、チームワークともに完璧な仕事をした。

 2号車はゴール3時間前にポルシェコーナーの先でクラッシュ、3号車は序盤と終盤に第1シケインでクラッシュしつつも、ピットまで戻りカウルや足まわりなどをAssy交換とし、ピットでの作業時間は5分程度で素早くコースインしていたのが印象的だった。

(Photo:中野英幸)
2012年 6月 21日