日産、「リーフ」向けに高精度なバッテリー残量予測サービス ルートやエアコンによる電力消費変動を加味して精度向上 |
日産自動車は2日、電気自動車(EV)「リーフ」向けに、高精度にバッテリー残量を予測するサービスと、プローブ情報に基づいた消費電力実績を伝える「みんなの消費電力」サービスを開始した。
同社は従来からリーフのオーナー向けWebサイトで、ルート探索により充電スポット情報などを提供してきた。新しく提供するサービスでは、リーフのモーター等の仕様に基づく電力消費量シミュレーターを用い、探索したルートの勾配やエアコンによる電力消費などを加味して、目的地に到着した時のバッテリー残量を予測をする。これによりオーナーは、目的地に着くまでに充電が必要かどうかなどを判断できる。
このサービスはWebサイトや専用スマートフォンアプリから利用するようになっているが、今後はリーフのカーナビで利用できるよう、開発を進める。
「みんなの消費電力」は、約2万8000台のリーフによるプローブ情報を用い、過去に似たルートを走行した車両の消費電力の最大値と最小値、走行ルートやルート全行程の標高差、ルート途中の充電ポイントなどをルート探索結果とともに表示する。こちらも専用スマートフォンアプリから利用できる。
(編集部:田中真一郎)
2012年 7月 3日