日産、ブラジル向けアーバンスポーツカーコンセプト「EXTREM (エクストレム)」 「マーチ」などと同じVプラットフォームを採用 |
日産自動車は10月22日(現地時間)、サンパウロ国際モーターショー2012(一般公開日:10月24日~11月4日)でブラジル市場に向けたアーバンスポーツカーコンセプト「EXTREM (エクストレム)」をワールドプレミアした。
エクストレムは、日産デザインアメリカ(NDA)がブラジルのデザイナーたちと共同でデザインし、ブラジルで製作したコンパクト2+2のSUVモデル。
「マーチ」などと同じVプラットフォームを採用し、ボディーサイズは3850×1765×1530mm(全長×全幅×全高)。同社のコンパクトSUV「ジューク」よりも285mm短く、35mm低いスタイルとなる。ホイールベースはジュークよりも80mm短い2450mm。
NDAのシニア・デザイン・マネージャー、ロバート・バウアー氏は、「私たちはこのクルマを『Baby Beast(ベイビービースト)』と呼んでいます。このクルマは、アーバンラリーカーであり、都会のジャングルで、機敏に自信を持って走れるタフストリートファイター」と説明しており、エクステリアではスポーティさを表現する傾斜の強いルーフライン、フロントガラスと両サイドのガラスが一体化した構造のガラス、浮いているように見えるルーフレール、独立したCピラーなどが特長となる。
また質感を高めるため、埋め込み型のドアハンドルや一体化型サイドマーカーランプ、フェンダーに取り付けられた軽量ミラーなどを装備するほか、ボディーカラーには明るくハイライトの強いメタリックオレンジのエクストレム専用カラー「ソーラー コルテックス」を採用。
パワートレーンには、今年のル・マン24時間レースに参戦した高効率レーシングカー「Nissanデルタウイング」と技術コンセプトを共有するとしており、ターボチャージャー付き(DIG-T)1.6リッター直噴ガソリンエンジンの搭載を想定している。駆動方式は2WD(FF)または4WDから選択できる。
(編集部:小林 隆)
2012年 10月 23日