NEXCO西日本（西日本高速道路）は6月26日、翌27日10時よりリニューアルオープンする「PAVARIE（パヴァリエ） ローズマインド 福山」の内覧会を報道陣向けに開催した。
PAVARIE（パヴァリエ）とはフランス語で”駐車”を意味するパルキング（PA）と、“様々な”という意味のヴァリエ（VARIE）を組み合わせた複合商業施設のコンセプトネームだ。
パヴァリエ ローズマインド福山は、山陽自動車道の福山西IC（インターチェンジ）～福山東IC間のちょうど中間に位置する福山SA（サービスエリア）内。広島県の東部で、岡山県に差し掛かろうか、という立地。今春より先行オープンし工事中であったが、今回すべてのスペースに入店し、グランドオープンを迎えた。地元有名店も出店し名産品の購入や飲食が楽しめ、省エネ設備の導入にも積極的な、新しいSAの姿を目指す旅の目的地でもある。
グランドオープンでは、先んじてオープンしていたフードコート内の「キッチン夢二」「はむら茶屋」「瀬戸内の麺処」「マクドナルド」に加え、「大阪王将」が追加オープン、ショッピングスペースに、もみじ饅頭の「にしき堂」や、老舗和洋菓子店「虎屋」、そのほか、スイーツショップや土産販売スペースがオープンした。外部アクセスも可能な敷地構造であることから、地元住民の利用も意識している。
ローズマインドと施設名にもあるように、福山市のシンボルであるバラのモチーフをふんだんに使用した店舗の意匠は新たな憩いの場として利用されるだろう。ベビーコーナーも完備し家族に優しい施設であることは間違いない。
6月27日と、最初の週末である29日～30日にはオープニングイベントが行われるので、見どころ食べどころたっぷりの福山SA（上り）に出かけてみてはいかがだろうか。
建物外部のカウンターエリアにはテイクアウト店舗を設置。抗菌物質を一切使用しない長州赤どりの唐揚げを販売する「鳥政」、三原市特産のタコを使用した「タコ天」を販売する「タコ楽天」、お好み焼きなど鉄板焼きメニューが豊富な「福焼」がスタンバイしていた 自然光を取り入れた明るい店舗内。西側はすでにオープンしているフードコートがあり、こちらの東側はお土産や地元の物産品を扱うショッピングスペースとなっている ドッグラン併設ということもあり、ワンちゃんグッズコーナーも準備されていた 店舗入口正面の奥にはインフォメーションセンターを設置 インフォメーションセンターの前には休憩スペースが。あらゆるところに特産品のバラをモチーフとした意匠が見受けられる すでにオープンしているフードコートに新たにオープンする「大阪王将」 「大阪王将」イチオシの天津飯と餃子が報道関係者に振舞われていた －45℃のアイステーブルで作り出されるジェラートが楽しめるのはココ「モントレゾール」だけ。15種類もの種類が用意されたハーブティーとのセットがおすすめ 器にもこだわりを感じることができる「モントレゾール」のジェラート。瀬戸内のフルーツをふんだんに使用した新食感スイーツ。カフェインフリーのアイスティーとのセットがオススメ。ジェラート1種盛420円。ティーセット（焼き菓子とのセット）は630円 とら焼き（126円/個）をメインとした商品展開のほか、「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」が陳列されていた 「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」は甘さ控えめのクリームとチョコレートの組み合わせが絶妙。緑の青のり部分は抹茶を使用。1箱630円（8個入り） 広島のおみやげといえば「もみじ饅頭」を思い浮かべる人も多いだろう。生もみじ饅頭を販売する「にしき堂」が出店 ドラえもんとのコラボレーション「どこでもみじ」。広島レモンを使用したさっぱりとした味わい。130円 「バランスマルシェ」コーナーではアイデア雑貨や、自然化粧品、こだわりドレッシングなど、ここでしか手に入らない商品が目白押し グッドデザイン賞を受賞した誰でもきれいに切れるカッターがスタッフ一押しアイテム かんきつ類の豊富に採れる産地として有名な瀬戸内フルーツを使用したドレッシングがスタッフ一押し 広島県南端の倉橋島で採れる新鮮なちりめんもカップで販売。カップに山盛り、そのまま持ち帰りで、なんと1000円を予定しているとか。カルシウム・ミネラルがたっぷりの海の幸だ 店内中央にはすべての商品の会計を行うレジスペースが設置されており、スペースを区切る役割も果たしている SAといえば、ご当地お菓子。広島以外にも中国・四国全域のおみやげを取り揃えており、関西方面に向かうユーザーが立ち寄るにはピッタリの商品展開 福山市が誇るバラをモチーフとしたアイテムも豊富に取り揃えており、器を始めとした雑貨が並ぶ お土産売場スペースには岡山県や山口県といった周辺エリアのスイーツも販売されている。外部からのアクセスも可能であるため、地元住民の食事やショッピングの場の提供を目指しているとのこと ●すでに利用可能な魅力的な施設
従来より使用できていたスペースも紹介しておく。バラ園やドッグランなど、ペットを含む家族全員がリラックスできるSAであることがお分かりいただけるだろう。今回のグランドオープンによりさらなる施設の充実が図られたおかげでドライバーの人気を博す事は間違いない
敷地内の東西に配置された計2箇所のバラ園。総面積880㎡、本数にして約1000本のバラが咲き誇る。地元産「ローズ福山」のほか世界各国の種目が楽しめる 水道完備がうれしいドッグラン併設。ロングドライブで疲労がたまりやすいワンちゃんのケアもバッチリ 従来のフードコートも24時間営業店舗併設で、いつでも立ち寄り食事が楽しめる。今回のグランドオープンによる営業店舗の増加により、席数も16席増の計167席となった 建物を入ってすぐ「マクドナルド」が24時間営業を行う。西日本の高速道路では初出店の店舗となる こだわり玉子を使用したオムライスがおすすめの洋食店「キッチン夢二」。24時間営業 地元瀬戸内海の鯛を使用した「鯛胡麻つけ膳」など、豊富な定食メニューが魅力的な「はむら茶屋」 年間10万杯を売り上げるという、ラーメン・そば・うどんの麺類が専門の「瀬戸内の麺処」。尾道ラーメンなどが24時間楽しめる 
