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プジョー、875PSのモンスターマシンでパイクスピーク総合優勝

セバスチャン・ローブ選手が8分13秒878でコースレコード樹立

プジョー 208 T16 パイクスピーク
2013年6月30日(現地時間)発表

コースレコードを樹立したセバスチャン・ローブ選手

 プジョー・スポールは6月30日(現地時間)、パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライムレース2013で総合優勝したと発表。参戦マシンである875PS/875kgの「プジョー 208 T16 パイクスピーク」をセバスチャン・ローブ選手が駆り、コースレコードとなる8分13秒878をマークした。

 昨年のパイクス・ピークでリース・ミレン選手が樹立した、9分46秒164を大幅に更新。156のコーナーのある約20kmのヒルクライムコースを、平均145km/hで走行したとしており、プジョー・スポールが試算したタイムよりも2秒早かったと言う。

 コースレコードを樹立したことについて、セバスチャン・ローブ選手は「今日を迎えるまで多くの苦労があったし、プジョーをはじめとするたくさんのパートナーがサポートしてくれていたので序盤はプレッシャーに感じた。でもすべてが自分にかかっているのだから、それに応えようと気持ちを切り替えたんだ」「8分13秒は素晴らしいタイムだ。スタート前は、全開でプッシュするべきか、走りやすいペースで攻めるべきか確実に勝つにはどうしたらいいか悩んだけど、最終的に限界までプッシュすることに決めたのがよかったかもしれない」と語っている。

(編集部:小林 隆)