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スズキ、個性あふれる新型軽クロスオーバー「ハスラー」
自然吸気エンジン車は5速MTも設定。多彩なアウトドアシーンに合わせたアクセサリーパッケージを設定
(2013/12/24 10:30)
スズキは、新型軽クロスオーバー「ハスラー」を2014年1月8日に発売する。価格は104万8950円~157万6050円。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 | JC08モード燃費 |
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A | 直列3気筒DOHC 0.66リッター | 5速MT | 2WD(FF) | 1,048,950円 | 23.4km/L |
4WD | 1,166,550円 | 23.2km/L | |||
CVT | 2WD(FF) | 1,048,950円 | 26.0km/L | ||
4WD | 1,166,550円 | 25.2km/L | |||
G | 5速MT | 2WD(FF) | 1,127,700円 | 24.4km/L | |
4WD | 1,240,050円 | 24.2km/L | |||
CVT | 2WD(FF) | 1,211,700円 | 29.2km/L | ||
4WD | 1,334,550円 | 28.0km/L | |||
Gターボ | 直列3気筒DOHC 0.66リッター ターボ | 2WD(FF) | 1,295,700円 | 26.8km/L | |
4WD | 1,418,550円 | 25.0km/L | |||
X | 直列3気筒DOHC 0.66リッター | 2WD(FF) | 1,369,200円 | 29.2km/L | |
4WD | 1,492,050円 | 28.0km/L | |||
Xターボ | 直列3気筒DOHC 0.66リッター ターボ | 2WD(FF) | 1,453,200円 | 26.8km/L | |
4WD | 1,576,050円 | 25.0km/L |
ロング&ボクシーキャビンやブラックのフェンダーアーチモールなどで個性を主張
今年の東京モーターショーでコンセプトモデルとして公開されたハスラーは、「今までなかった新ジャンル アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」を商品コンセプトとし、ワゴンRと共通のプラットフォームを使いつつ、垂直近くまで立てたAピラー、ロング&ボクシーキャビン、ブラックのフェンダーアーチモールやサイドスプラッシュガードなどによって個性あふれるデザインに仕上げた。
そのエクステリアでは豊富なカラーバリエーションを設定。モノトーン5色(アーバンブラウンパールメタリック、クールカーキパールメタリック、スチールシルバーメタリック、パールホワイト、ブルーイッシュブラックパール3)に加え、新色の「キャンディピンクメタリック」「サマーブルーメタリック」「パッションオレンジ」にホワイトルーフを組み合わせた2トーンカラーを設定。「スチールシルバーメタリック」「パールホワイト」「フェニックスレッドパール」にブラックルーフを組み合わせた2トーンカラーもあり、計11バリエーションを用意する。
フロントまわりではヘッドランプのメッキガーニッシュやLEDポジションランプによって存在感を高めるとともに、金属感のある前後バンパーガーニッシュやスズキの軽自動車として初採用となる軽量アルミルーフレール、ブラックのフェンダーアーチモールとサイドスプラッシュガードといった装備でSUVテイストを演出。「HUSTLER」の頭文字をかたどった専用エンブレムも備わる。また、X、Xターボでは切削タイプの15インチアルミホイールを装備するほか、A、G、Gターボではボディーカラーにあわせてホワイトまたはガンメタの15インチスチールホイールを組み合わせた(Aはガンメタのみの設定)。
ワゴンRと同等の居住空間を確保
インテリアのコンセプトは「乗ってワクワク、使って楽しいインテリア」とし、インパネはカラーパネルをパイプでつなげた造形に仕上げるとともに、カラーパネルはパッションオレンジとピュアホワイトから選択可能にした。また、エアコンルーバーリング、メーターリング、スピーカーリングはヘッドライトと共通モチーフのデザインを採用し、内外装で統一感を図ったほか、シートにはボディーカラーによってオレンジ、ブルー、ピンク、ホワイトのいずれかのカラーを使ったシートパイピングがあしらわれる(Aグレードのぞく)。
室内サイズは2160(Aグレードは2035mm)×1295×1250mm(室内長×室内幅×室内高)とし、個性的なエクステリアデザインに仕上げつつ、ワゴンR(2165×1295×1265mm)と同等の居住空間を確保。また、日常からアウトドアまで幅広く使えるアイテムとして、テーブル機能付きインパネボックス(助手席)やテーブルとして使える助手席シートバックテーブル、汚れを拭き取りやすい材質を使ったラゲッジフロア、インパネに加えてラゲッジルームにもアクセサリーソケットを装備する。
それぞれのアウトドアシーンに合わせた5つのアクセサリーパッケージを用意
またオプションも特徴的で、ハスラーでは「スキー&スノーボード」「サーフィン」「フィッシング」「キャンプ」「車中泊」と、それぞれのアウトドアシーンに合わせた5つのアクセサリーパッケージを用意する。「スキー&スノーボードパッケージ」ではスキー板を履く際に便利なラゲッジマットや手軽に物を収納できるラゲッジバー/ラゲッジネット、「サーフィンパッケージ」では着替えの際に役立つカーテン&タープキットや電動シャワー、「フィッシングパッケージ」ではラゲッジボードやロッドホルダー、「キャンプパッケージ」ではカーテン&タープキットやラゲッジネット、「車中泊パッケージ」ではプライバシーシェードやラゲッジボードなどをセットにしている。
アイドリングストップの時間を3段階でコントロールできる新機能搭載
パワートレーンについては、A/G/Xグレードが自然吸気の直列3気筒DOHC 0.66リッターエンジンを、Gターボ/Xターボが直列3気筒DOHC 0.66リッター ターボを搭載。すべてのグレードに2WD(FF)と4WDを設定するとともに、A/Gグレードでは5速MTも設定する。4WD車では、滑りやすい下り坂などを走行する際にブレーキ操作をせずに約7km/hの一定速度で降坂できる「ヒルディセントコントロール」や、スリップが発生した車輪のブレーキ制御を早め、グリップ側の車輪に駆動力を集中させて発進をサポートする「グリップコントロール」を軽自動車で初採用(除くAグレードの4WD CVT車)。
また、ワゴンRに採用する減速エネルギー回生機構「エネチャージ」、13km/h以下になると自動でエンジンを停止する「新アイドリングストップシステム」、アイドリングストップ時に車内の温度上昇を抑制する「エコクール」をハスラーでも搭載し、JC08モード燃費は自然吸気エンジンのCVT車(2WD)で29.2km/L、ターボエンジンのCVT車(2WD)で26.8km/Lを達成している。
これらに加え、エアコン使用時におけるアイドリングストップ時間を「燃費優先(アイドリングストップ時間最長)」「標準(約60秒)」「快適優先(アイドリングストップ時間短縮)」の3つの段階から選択できる新機能「アイドリングストップ空調設定カスタマイズ機能」を初採用。また、ユーザーからの要望が多かったという、アイドリングストップが作動しない理由やエンジンがアイドリングストップから再始動する理由をインフォメーションディスプレイに表示する「アイドリングストップインフォメーション」も初採用した。
そのほか、約5km/h~約30km/h走行時に前方の車両との衝突が回避できないとシステムが判断した場合、自動ブレーキが作動して衝突の回避、またはダメージの軽減を図る「レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)」、ペダルの踏み間違いによる誤発進を抑制する「誤発進抑制機能」、約55km/h以上で走行中に急ブレーキを踏んだ際にハザードランプを高速点滅させる「エマージェンシーストップシグナル」、タイヤのスリップや車両の横滑りを防止する「ESP(車両走行安定補助システム)」を、AグレードをのぞくCVT車に標準装備している。
ハスラー主要諸元(一部モデル)
車種 | A | G | Xターボ |
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定員 | 4名 | ||
駆動方式 | 2WD(FF) | ||
トランスミッション | 5速MT | CVT | |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1665mm | ||
ホイールベース | 2425mm | ||
前後トレッド | 1290/1290mm | ||
室内長×室内幅×室内高 | 2035×1295×1250mm | 2160×1295×1250mm | |
エンジン | 直列3気筒DOHC 0.66リッター | 直列3気筒DOHC 0.66リッター ターボ | |
最高出力 | 38kW(52PS)/6000rpm | 47kW(64PS)/6000rpm | |
最大トルク | 63Nm(6.4kgm)/4000rpm | 95Nm(9.7kgm)/3000rpm | |
使用燃料 | 無鉛レギュラー | ||
JC08モード燃費 | 23.4km/L | 29.2km/L | 26.8km/L |
重量 | 750kg | 790kg | 820kg |
主ブレーキ形式 | ディスク/リーディングトレーリング | ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング | |
タイヤ | 165/60 R15 77H |