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SUPER GT500マシン「RAYBRIG NSX」を展示するタミヤの本社公開イベント「オープンハウス」

5月17日~18日開催、F1マシンや「RC213V '13」「NSR500 '84」「NS500 '84」を展示

タミヤ本社
2014年5月17日~18日実施

入場無料

タミヤ本社内に展示されたGT500マシン「RAYBRIG NSX」
意外と近くまで近寄ることができ、じっくり各部を眺めることができる

 タミヤは5月17日~18日に、本社(静岡市駿河区恩田原3-7)内を一般公開するイベント「オープンハウス」を開催する。これは同期間に開催されている静岡ホビーショーの一般公開と連動したもので、金型や射出成形機など模型の設計過程に関わる部分を広く見てもらおうというものだ。

 静岡ホビーショーの業者招待日である5月15日には、業者向けのオープンハウスを実施。特別展示される本田技研工業のSUPER GT500マシン「RAYBRIG NSX」などを見ることができた。展示されたRAYBRIG NSXは、NSX最終年となる2009年の参戦マシン。近くまで寄ることができ、リアディフューザーまわりなども観察できる。

 そのほか、ホンダの2輪レーサー、「RC213V '13」「NSR500 '84」「NS500 '84」「RC166 '66」が展示されており、昨年チャンピオンを獲得したマシン、燃料タンクをエンジン下に配置したアップサイドダウンレイアウトのマシンなど歴史的なマシンを見ることができる。もちろん、タミヤが保有するF1マシンも見学することが可能だった。

タミヤ本社入り口。左にはウエルカムエンジンが置かれている
ウエルカムエンジンは、いすゞ自動車のF1用V型12気筒エンジン
2輪の展示コーナー
2013年シーズンのMoto GPチャンピオンマシン「RC213V '13」
「NSR500 '84」。前年のV型3気筒マシンを、V4型マシンへと進化。燃料タンクをエンジン下部に配置することで低重心を狙った画期的なマシン。排気管の取りまわしは従来の燃料タンクの場所を利用していた
リアサイレンサーはこの位置に。燃料タンクカバー形状の排気管カバーには、放熱のための穴が開いている
リアステップの下に見えるのが、燃料タンクの一部
「NS500 '84」。1983年のチャンピオンマシン。1984年シーズンは主役の座をNSR500 '84へとバトンタッチしたはずだが、NSR500 '84の信頼性の低さから、たびたびV型3気筒マシンがレースに投入された
V型3気筒のリアサイレン-はこの位置
独特の設計思想がうかかえるフレームワーク
250ccで並列6気筒を実現した「RC166 '66」
小さなキャブレターが6つ並ぶ精密なエンジン
排気管は各気筒1本で計6本。片側3本の配置
ホンダコレクションホールのパンフレットが置いてあった
恒例のF1マシン展示。少し狭いスペースに追いやられていた
オープンハウスでは、実車展示のほかタミヤ社内を見て回れる。これはタミヤ歴史館。タミヤの歴史をいろどったさまざまな製品を見ることができる

 静岡ホビーショーに行かれた際は、足を延ばしてタミヤのオープンハウスを訪ねてみてほしい。

(編集部:谷川 潔)