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国土交通省、「不正改造車を排除する運動」「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の街頭検査を実施

6月1日~30日に全国で176回の街頭検査を計画

「不正改造車を排除する運動」の啓発チラシ
2014年6月1日~30日実施

 国土交通省 自動車局は、6月を「不正改造車を排除する運動」「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の強化月間に指定。6月1日~30日にかけて特に強力に運動すると発表した。

 国土交通省は「暴走行為や過積載などを目的とした不正改造車は、自動車交通の安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染や騒音などの環境悪化の要因となる。また、とくに大気汚染に影響が大きいディーゼル車では、使用過程車の排出ガス対策の推進や不正軽油の使用防止が求められている」として、6月中に全国で176回の街頭検査の実施を計画。

 期間中には「歩行者、運転者等が見にくい窓ガラスへの着色フィルム等の貼付」「灯光の色が不適切な灯火器及び回転灯等の取付け」「タイヤ及びホイールの車体外へのはみ出し」「騒音の増大を招くマフラーの切断・取外し等」「不正軽油燃料の使用」といった5種類の悪質事案に対して整備命令を発令し、従わない場合は車両の使用停止など厳正に処分する。

 このほか、全国にある各運輸支局などに電話による相談窓口「不正改造車110番」「黒煙110番」を設置し、寄せられた情報に基づいて不正改造車ユーザーに対して不正改造の改善を求めたり、不正改造などを行った者に対する報告徴収や立入検査を実施して不正な2次架装の抑止・早期発見と指導を行うとのこと。

(編集部:佐久間 秀)